親族とは?血族とは?

掲載日 : 2014年1月28日

親族とは
親族とは、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族をいいます(725条)。
なお、配偶者とは自分と婚姻した相手方であり、姻族とは配偶者の血族です。

血族とは
血族とは、親子や兄弟のように血縁関係にある者を指し、その中で、自分の父母や子のような直系血族と、自分の兄弟姉妹のような傍系血族にわかれます。
なお、養子縁組をした場合は「血族間におけるのと同一の親族関係を生じる」とされています(727条)ので、これも血族にあたります。

親等は「親族間の世代数を数えて」定められます(726条1項)ので、自分の父母・子は1親等、祖父母・孫は2親等になります。
傍系親族の親等は「その一人…から同一の祖先にさかのぼり、その祖先から他の一人に下るまでの世代数」により定まります(同条2項)ので、例えば、自分の兄弟姉妹は2親等、自分のおじおば(父母の兄弟姉妹)甥姪(兄弟姉妹の子)は3親等、自分のいとこ(父母の兄弟姉妹の子)は4親等になります。

これを図式化したのが以下の親族図です。ただ、直系血族をさかのぼり過ぎるのも現実的ではないので、通常あり得る場合に限っています。

親族関係には幾つかの法的効果が認められており、相続法や成年後見制度を理解する上で重要なものを指摘すると以下のようなものがあります。

  • 相続権(887乃至890条)
    子・直系尊属・兄弟姉妹・配偶者
  • 扶け合う義務(730条)
    直系血族・同居の親族
  • 扶養義務(877条)
    原則-直系血族・兄弟姉妹 例外-3親等内の親族
  • 成年後見開始・保佐開始・補助開始の審判申立(7条、11条、15条)
    4親等内の親族
  • 成年後見監督人・保佐監督人・補助監督人の選任請求権(849条の2、876条の3-1項、876条の8-1項)
    親族
  • 成年後見人・成年後見監督人・保佐人・保佐監督人・補助人・補助監督人の解任請求権(846条、852条、876条の2-2項、876条の3-2項、876条の6-2項、876条の8-2項)

【親族図】
数字は親等を指します。

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【コラム執筆者】
村上・新村法律事務所
弁護士 村上博一

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