遺産の調査はどう行えばいい?

2018年2月2日
カテゴリー : 相続・遺言

夫が交通事故で急死し、遺産相続をすることになりました。

しかし、まだ若く、共働きであったことから、お互い過度な干渉をしない生活をしていました。
もちろん夫婦の財布が別々だったため、夫名義の自宅以外、資産状況を詳しく知りません。

自宅以外の遺産をどうやって調査すれば良いのでしょうか。

30代 女性

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専門家の回答

司法書士 染田 直樹 先生の回答

染田司法書士事務所

回答

遺産のヒントが見つかる主な調査方法です。地道な作業になりますが、是非試してください。
1.遺品整理を行なう。
2.ご主人の郵便物をチェックする。
3.勤務先に問い合わせを行う。
4.ご主人の利用していた金融機関の通帳をチェックする。
5.ご主人のお住まい又は勤務先にある金融機関に照会する。
6.信用情報機関に照会する。

解説

1.遺品整理を行なう。
遺産のヒントとなる大事な書類関係が残っていることが多いので、大変ですが是非試してください。

2.ご主人の郵便物をチェックする。
たとえば、株や投資信託をしていた場合や保険をかけていた場合、証券会社や保険会社などから定期的にお知らせが届きます。

3.勤務先に問い合わせを行う。
勤務先には、ご主人のお亡くなりになった情報を連絡すると思いますので、勤務先が善処してくれると思われますが、死亡退職金や勤務先のデスクなどに遺産に関する情報が残っている可能性があります。

4.ご主人の利用していた金融機関の通帳をチェックする。
通帳の入出金記録をチェックすると、生前のお金の流れが把握できますので、それらを手掛かりに調査します。

5.ご主人のお住まい又は勤務先にある金融機関に照会する。
過去に口座を開いていたが通帳・キャッシュカードを紛失していて自宅にない場合もあります。ご主人の活動範囲内にある金融機関に問い合わせることで、過去に開設した預金口座が見つかる可能性があります。

6.信用情報機関に照会する。
ご主人に借金の疑いがある場合に行います。信用情報機関は、会員企業(貸金業者)に対して借金した場合にその契約内容などを登録する機関です。上記1.~5.の調査で分からなかった負債の状況を把握することができます。

補足

1.事前の対策
どれだけ慎重に行動しいたとしても、不慮の事故は起こってしまいます。
万が一に備えて、事前対策(生前対策)を立てられることをお勧めします。

①遺言書の作成
相続対策にも有効です。特に公正証書遺言の場合は、原本が公証役場に保管されますので、後日の争いのリスクを回避できます。
なお、遺言書は、何度でも書き換えることができます。
②いわゆる「エンディングノート」のような資産の情報を書き留めておく
相続対策には向きませんが、残された方への思いやりの気持ちとしてご自身で簡単に作成できます。

事前対策は、みなさまの置かれた状況や資産の内容等によりそれぞれ異なります。どのような事前対策が良いかご検討の場合は、是非ご相談ください。

2.遺産に借金が多い場合
遺産に借金が多い場合は、相続の放棄を検討しなければなりません。
相続の放棄は、家庭裁判所に対して行います。相続の放棄ができる期間が決めれており、原則、「自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内」です。この期間は、家庭裁判所に申し立てれば伸長することもできます。
なお、期間内であっても、たとえば遺産である不動産を売却するなどの処分行為を行うと単純承認とみなされ、相続の放棄ができなくなりますので、ご注意ください。

3.相続税の申告
遺産が多額の場合は、相続税の申告期限を考慮することも必要です。
相続税の申告期限は、「相続開始日の翌日から起算して10か月」です。
詳しくは、税理士または税務署にお問い合わせください。

回答日:2018年2月2日

司法書士
染田 直樹
染田司法書士事務所