和歌山県の地域情報

目 次
  1. 和歌山県内の価格と動向
    1. 和歌山県全体の住宅地の価格動向
    2. 和歌山県全体の商業地の価格動向
    3. 和歌山県の最高価格地・上昇率1位・下落率1位
    4. 県庁所在地(和歌山市)
  2. 和歌山県の概要
基本データ
面 積 4,726.29k㎡
人 口 927,808人(2019.1)
人口増減率 ▲4.9%(対2014比)

和歌山県推計人口など

和歌山 和歌山市  海南市  紀美野町
紀北 紀の川市  岩出市  橋本市  かつらぎ町  九度山町
高野町
紀中 有田市  御坊市  印南町  日高町  日高川町
みなべ町  美浜町  由良町  有田川町  広川町
湯浅町
紀南 田辺市  新宮市  上富田町  白浜町  すさみ町
北山村  串本町  古座川町  太地町  那智勝浦町

1.和歌山県内の価格と動向

平成31年地価公示は過去一年(平成30年)の地価動向を分析しています。

1)和歌山県全体の住宅地の価格動向

和歌山県の住宅地の価格変動率

国土交通省HP「平成31年度地価公示」より抜粋率

和歌山県全体としての住宅地の対前年の平均変動率は、▲1.3%であり、平成4年から28年連続して下落傾向が継続しています。ただし、その下落幅は縮小傾向にあります。

【和歌山市以外の地価動向】
海岸部においては津波懸念から需要が低くなっており、高台など内陸部に需要が移動しています。また、土地の需要が弱い理由には人口減少と高齢率の進展があると思われます。
御坊市、由良町、湯浅町、美浜町など県中部では下落率が大きくなっています。これは地理的特性も影響していますが、経済基盤の弱さが基底にあると思われます。県南部でも高齢化、人口減少から慢性的に需要不足が継続していると考えられます。
なお、上昇地点となったのは、田辺市2地点、白浜町1地点、上富田町1地点、串本町1地点の5地点です。いずれも高台に存する住宅地域で、海沿いからの需要シフトによる上昇が継続しています。

2)和歌山県全体の商業地の価格動向

和歌山県の商業地の価格変動率

国土交通省HP「平成31年度地価公示」より抜粋率

和歌山県全体としての商業地の対前年の平均変動率は、▲1.1%であり、平成4年から28年連続して下落傾向が継続しています。平成31年は平成30年と同率の下落率となっていますが、ほぼ下落率縮小傾向で推移しています。

【和歌山市以外の地価動向】
特に大きな下落は、御坊市、那智勝浦町、串本町、湯浅氏、九度山町の5市町です。市域で一番下落幅が大きかったのは御坊市(▲3.2%)であり、地域経済の基盤が弱いことが原因と考えられます。なお、那智勝浦町と串本町などの紀南エリアでは駅前商業地域からの顧客流出が長期的に継続しており、下落縮小が遅れています。

3)和歌山県の最高価格地・上昇率1位・下落率1位

和歌山県の最高価格地

国土交通省HP「平成31年度地価公示」より抜粋
※変動率下段(  )は前回公示の変動率
以下同様

和歌山ー47:JR「和歌山」駅の周辺においてマンション用地に対し、県内のみならず、県外の業者の需要がある。
和歌山5-1:市街地再開発などの進展、地価の改善などを反映。

和歌山県の上昇率1位

上富田ー2:高台の住宅地で津波の心配がなく、周辺地域の人口増が見られる。
和歌山5-19:中心部に位置し、合同庁舎の完成による影響から需要は強含みで推移している。

和歌山県の下落率1位

御坊-1:狭小な一方通行道路が多く、需要は低く、地価下落傾向が継続。
御坊5-1:住商が混在する地域であり、下落傾向が継続。

4)県庁所在地(和歌山市)

県庁所在地の最高価格地・上昇率1位・下落率1位

和歌山-47:上記のとおり。
和歌山-5-1:上記のとおり。
和歌山-39:安定した人気エリアにあり、住宅地としての需要は底堅い。
和歌山5-19:上記のとおり。

国土交通省HP「平成31年度地価公示」より抜粋
※変動率下段(  )は前回公示の変動率

2.和歌山県の概要

和歌山県は紀伊半島の南西部に位置し、南で太平洋に面しています。面積は約4,726平方キロメートルで、国土の約1.27パーセントを占めています。人口は約99万人です。和歌山市に県の人口の約3分の1以上が集中しています。

気候は、北部は瀬戸内海気候区に、南部は黒潮の影響を受ける南海気候区にそれぞれ属しています。

北部南部ともに一年を通じて温暖な気候ですが、山地部の高山地帯では冬季の気温は低く、厳しい気候になっています。

年間降水量は、北部及び紀伊水道沿岸部で1,500~2,000mm程度、南部は2,000mm以上となり、山地では3,000mmを越える我が国有数の多雨地帯があります。

和歌山市や海南市を中心とした北部地域では、沿岸部に住友金属工業などの鉄鋼業や精油所、発電所などの大規模コンビナートが存しています。

橋本市周辺は、南海電鉄で大阪都心部と直結していることにより、大規模なベッドタウンとなっています。和歌山市北部も、南海電鉄、JR阪和線により大阪都心部に通勤可能な地域となっています。

農業については、県全域で果樹栽培が盛んであり、特に県中部でのみかん栽培や紀州梅などの特産品は全国的に有名です。そのほか水産業、林業も盛んです。

歴史的には、奈良時代から和歌浦への行幸が行われ、平安時代に入り、816年に空海が高野山に金剛峰寺を建てました。 907年に宇多法皇の行幸に始まった熊野詣は白河上皇以後盛んに行われるようになりました。江戸時代に入り、紀州藩が徳川御三家となったのは1619年二代将軍の徳川秀忠のとき、家康の10男頼宣が55万5千石の藩主になってからのことです。以後和歌山は大藩の城下町として繁栄しました。

明治時代に入り、1871年の廃藩置県により 和歌山県、田辺県、新宮県の3つの県が設置されましたが、その後、この3県が合併して現在の和歌山県になりました。旧紀伊国の大部分がその区域となっています。

昭和の高度成長と共に、産業では繊維産業から鉄鋼、石油工業といった重化学工業など大きく進展しました。また、平成に入り、平成16年(2004年)に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が誕生し国内外から大きな注目を集めています。