川西市の地域情報

基本データ
面 積 53.44k㎡
人 口 155,374人(H28.1)
人口増減率 ▲0.3%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、77.5%
うち戸建住宅 82.3%
うち分譲マンション 14.5%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年住民基本台帳など

1.川西市の全体情報

1)概要

川西市は兵庫県南東部にあり、東は大阪府池田市、西は宝塚市、南は伊丹市、北は猪名川町及び豊能郡能勢町及び豊能町に隣接しています。

川西市は、高度成長期以降、北部を中心としてニュータウン開発が行われ、住宅地として発展してきた経緯があります。
市の中心部であるJR「川西池田」から「大阪」駅までは約20分、能勢電鉄「日生中央」駅から阪急「梅田」駅まで直通の特急「日生エクスプレス」が運行しており、都心部への交通利便性が良好であり、大阪のベッドタウンとしても位置づけられています。

川西市の地形は東西に狭く、南北に細長い地形になっており、大きく3つに分けることができます。北部には山岳の起伏が多い自然が広がり、中部は清和源氏発祥の地として史跡が点在する中、丘陵地には住宅地が形成されています。また、平坦な南部には中心市街地が広がる他、いちじく等を中心とした果樹産地が見られます。

古くは10世紀に清和天皇の後裔、源満仲が多田盆地に移り住み、多田荘を開墾して強力な武士団を作り上げたことから、清和源氏の発祥の地として知られ、市内には満仲の廟所である多田神社をはじめとして源氏に縁深い寺院が多数残されています。
このうち満願寺は現在では珍しい川西市の飛地内にあり、周りは宝塚市となっています。

また、能勢電鉄「平野」駅付近にはサイダー発祥の地があり、当駅もかつてはサイダー出荷でにぎわっていました。平野炭酸水は日本初のサイダーであり、後の三ツ矢サイダーとして人気を集めることになります。

鉄道は川西市の中心部にあるJR「川西池田」、阪急「川西能勢口」を軸として、阪急宝塚線及びJR福知山線が走っています。その他、能勢電鉄が「川西能勢口」駅から北上しています。
昭和55年にJR「川西池田」駅が橋上駅に改築され、阪急「川西能勢口」駅との間には阪急百貨店をはじめとした商業施設が建設され、長いベデストリアン・デッキで両駅が結ばれ、著しく発展しました。
特に「川西能勢口」駅周辺は、市役所をはじめとする公共・公益施設、その他文化施設などが集積し、川西市の産業・経済の拠点となっています。

市の北部は山や川などの自然景観に恵まれ、一部が猪名川渓谷県立自然公園に指定されています。その中でも、「にほんの里100選」のひとつ、黒川では今も山を利用して菊炭を生産しており、人とともに生きる山の美しさは感動的です。また、ダム湖百選にも選ばれた一庫ダム(知明湖)周辺地域は、県立一庫公園や知明湖キャンプ場、黒川ダリヤ園といったレジャー施設も充実しており、ハイキングを楽しむ人たちの姿も見られます。

2)住宅地

川西市を大きく分ける場合、以下の4つに区分されます。

  • 能勢電鉄沿線
  • 県道川西篠山線沿道(バイパス沿道)
  • 川西能勢口駅界隈(周辺・川西中部エリアを含む)
  • 川西市南部

高度成長期以降、北部を中心としたニュータウン開発が行われたこともあり、①や②のような郊外型のニュータウンが多く見られます。
その他、③には古くからの優良住宅地域が広がっています。④の南部は、傾斜地が多い川西市の中において、地勢が平坦な地域が多く見られます。

川西市において住宅を購入しようとする人は、もともと川西市に居住していた人も見られますが、都心部や人気都市ではなかなか実現できないような、ゆったりとした一戸建てを求める人も多く見られます。
また、川西市においても、もちろんマンション市場はありますが、隣接する伊丹市や宝塚市と比較すると、その市場規模は圧倒的に小さいものとなります。ただし、「川西能勢口」駅周辺においては、その利便性を生かしたマンション建設が盛んであり、販売動向も良好となっています。

3)商業地

川西市の中心部である「川西能勢口」駅周辺は、百貨店をはじめとした商業施設、市役所などの公共・公益施設、その他文化施設があり、駅前商業地域が形成されています。
路線商業地域としては、国道173号沿いの多田桜木周辺にはショッピングセンターや紳士服をはじめとした中型商業施設が集積し、県道13号線「尼崎池田線」沿いの久代周辺にも各種商業施設が見られます。
川西市における商業地の需要者としては売買・賃貸ともに川西市の事業者が中心となり、外部からの需要は少ないと言えるでしょう。 また、他の都市の動向と同様に、近年は郊外型の大型商業施設による集客に顧客が流れているようです。

4)工業地

川西市の南部を中心とした加茂6丁目、久代1丁目・久代6丁目周辺においては住宅と工場・倉庫などが混在した地域が構成されていますが、純然たる工業地域は見られません。ただし、久代6丁目には大規模な工場も見られます。

なお、火打においては、江戸時代中期から皮革産業が盛んでしたが、時代の流れに伴う産業構造転換や担い手不足などにより、平成17年に転廃業事業が展開され、工場が取り壊されました。この結果、工場跡地を利用した行政による計画が打ち出されています。

2.各エリアの情報

川西市のエリア情報

3.お役立ち情報

1)人口と世帯

兵庫県全体と同様、川西市の人口はここ5年間を見ると減少傾向にあります(図-1)。

川西市の人口の推移

人口構成割合を見ると、全国や兵庫県よりも生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の割合が低く、65歳以上の人口の割合が高いことが分かります(図-2)。

川西市の人口構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、川西市における住宅総数のうち、持ち家派が約78%を占めているのに対し、借り家派は20%にも満たず、川西市においては、持ち家が選好される街であると言えます。
なお、持ち家派の中でも、一戸建派が約82%以上を占めており、分譲マンション派(約15%)を大きくリードしている状態で、川西市内で購入を考える人は一戸建てを選ぶ傾向が強いと考えられます。

川西市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

川西市の住宅地の価格は、平成22年に底打ちし、価格の下落幅は縮小傾向にあると言えども、価格上昇までには至らないようです。また、国や兵庫県と比較しても、価格下落率はやや大きいことが分かります。

川西市の住宅地の地価公示価格の推移

川西市の商業地の価格は平成22年頃に底を打ち、その後は価格下落のペースは年々緩やかになっています。

川西市の商業地の地価公示価格の推移

参考:
平成20年住宅土地統計調査、平成22年国勢調査、平成22年法務省登録外国人統計、平成23年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など