伊丹市の地域情報

基本データ
面 積 25.00k㎡
人 口 197,959人(H28.1)
人口増減率 +0.4%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、58.7%
うち戸建住宅 65.4%
うち分譲マンション 32.2%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年住民基本台帳など

1.伊丹市の全体情報

1)概要

伊丹市は兵庫県南東端にあり、大阪府の豊中市や池田市とも接しています。大阪市からも約10kmと近く、大阪の衛星都市としても位置付けられ、ベッドタウンの一つでもあります。
伊丹市内にはJR福知山線・阪急伊丹線が南北に横断しているものの、伊丹市の70%は鉄道未敷設地帯です。その分、大半が平地であることを生かして伊丹市営バスが市内全域を網羅し、阪急バス・阪神バスが尼崎や豊中など周辺都市への連絡路線となっており、交通利便性に優れた街となっています。
また、地勢は概ね平坦であり自転車での移動も苦にならない暮らしやすい街であることから、人口も増加傾向にあり人口過密度は尼崎に次いで兵庫県下2位になっています。

大阪国際空港(伊丹空港)がある街としても知られており、空港を地域資源として空港を生かした街づくりが展開されています。
清酒発祥の地とも言われ、それまでの濁り酒と比べ格段に洗練された清酒醸造方を開発したのが鴻池村(市西部)で、「老松」「剣菱」など江戸時代には江戸を中心に伊丹の酒が人気を集めました。

古くは摂津国とよばれ、14世紀の初め(鎌倉時代)には伊丹氏が城を構えていましたが、16世紀(戦国時代)に荒木村重の城下町となりました。その後、17世紀には五摂家の代表格近衛家の領地となりますが、この時代に酒造業が栄え、多くの文化人が集まり俳諧文化が花開いた時期でもありました。
伊丹市では街道沿いの風情や歴史的な景観を残す活動が活発に行われており、至るところで歴史を感じることができます。

また、金属製品や生産用機器、ハイテク機器、食品などの比較的広範囲な製造業系の企業が立地しており、トップクラスのシェアを占める事業所が多数あります。
なお、陸上自衛隊中部方面隊の本部機能の総監部が伊丹駐屯地(緑ケ丘7丁目)にありますが、中部方面隊は東海、北陸、近畿、中国、四国の防衛や災害派遣などを担当しています。

荒牧バラ公園、昆陽池公園、瑞ケ池公園、緑ケ丘公園、伊丹スカイパークといった特色ある公園が多くあり、緑豊かな自然を身近に感じることができます。昆虫館やこども文化科学館といったレジャー施設や美術館、工芸センター、「みやのまえ文化の郷」などの文化施設も豊富であり、伊丹市内外から多くの人が訪れています。

2)住宅地

伊丹市は武庫川や猪名川の間に広がり、緑が豊かで災害も少ないという自然的な環境が魅力な上、西宮市や芦屋市に比べると手頃な価格でマイホームを手に入れることができる、という点もあり、住宅需要が旺盛となっています。
また、伊丹市が定める最低敷地面積は原則として100㎡以上になっているため、戸建住宅の敷地面積は比較的大きくなっています。

3)商業地

伊丹市は旧来商業系用途としては駅施設や駅至近の施設程度であり、むしろ国道171号線などの幹線整備から沿道型商業施設の展開が目覚ましい街と言えます。他の都市の動向と同様に、現在はダイヤモンドシティなどの大型施設による集客が主となっているようです。
伊丹市内の主な商業施設は以下の通りです。福知山線の開業とJR「伊丹」駅の再開発に伴い、中心となる駅は阪急「伊丹」駅からJR「伊丹」駅へ移行しました。

伊丹市内の主な商業施設は以下の通りです。

  • イオンモール伊丹
  • イオンモール伊丹昆陽(平成23年開業)
  • アリオⅠ・Ⅱ
    JR伊丹駅前
    イトーヨーカドー系の同名のショッピングモールとは無関係
  • 阪急伊丹リータ・タミータウン
  • 伊丹ショッピングデパート
    関西スーパーマーケットによる運営。旧マイカルサティ伊丹店
  • イズミヤ昆陽店

4)工業地

国道171号や産業道路といった幹線道路があり、また大阪国際空港に近接しているといった交通インフラに恵まれた伊丹市は工住一体の感が強く、比較的街中に工場立地が見られます。すなわち、JR「北伊丹」駅から「伊丹」駅の間の鉄道敷きの東側や猪名川東側の森本エリアに工場や流通センターなどが建ち並んでいます。
その他、伊丹市には金属製品、各種機器、食品などの比較的広範囲な製造業系の企業が立地しているため、市の中央から西側におけるエリアにも工場や事業所などが点在しています。
なお、立地する工場も住友電工やダイハツなど大企業のものが多いですが、近年ではこうした工場にも住宅化の波が進んできています。また、必然的に、伊丹市外部からの流入は少ないと言えるでしょう。

2.各エリアの情報

伊丹市のエリア情報

3.お役立ち情報

1)人口と世帯

兵庫県全体の人口は減少傾向が継続していますが、伊丹市の人口はここ数年増加傾向にあります(図-1)。

伊丹市の人口の推移

伊丹市における人口構成割合は、全国や兵庫県全体と概ね同じ程度となっており、徐々に高齢化が進んでいることが分かります。

伊丹市の人口構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、伊丹市における住宅総数のうち賃貸率は40%弱であり、持家が約60%となっています。伊丹市内においては、持家が好まれる傾向にあると言えます。
なお、持家派の中でも一戸建派が約65%を占めており、分譲マンション派(約32%)をリードしている状態で、伊丹市内で購入を考える人は一戸建てを選ぶ傾向がやや強いと考えられます。

伊丹市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

伊丹市の住宅地の価格は、堅調な動きを見せています。

伊丹市の住宅地の地価公示価格の推移

伊丹市の商業地の価格は平成22年頃に底を打ち、その後は堅調な動きを見せているようです。

伊丹市の商業地の地価公示価格の推移

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など