阪急沿線・山手エリア(東側)

阪急以北の山手にあり、六甲山系の山裾に良好な住宅地が形成されています。
中でも六麓荘町は全国にその名を知られる風格のある住宅街であり、芦屋のイメージを代表する街の一つです。
岩園小学校の南から阪急鉄道敷き付近までは店舗などの買物施設もあり、朝日ヶ丘町の一部にはマンションが建ち並んでいますが、全体的には低層の戸建住宅地が広がるエリアです。

地域内には、六麓荘町の芦屋大学、朝日ヶ丘町の甲南学園といった学校施設がある他、朝日ヶ丘遺跡や岩園天神社などの寺社も見られ、古くから生活が営まれてきた歴史豊かな地域であることが分かります。
また、岩園町や朝日ヶ丘町付近では田畑やため池も見られ、市民農園や自然観察公園などに利用されるなど自然を身近に感じることもできます。
地勢は土地の勾配が大きいため、急な坂道になっているところや敷地が法面を含むところも多く見られるものの、南向きの傾斜地に存し、緑豊かで潤いのある良好な住環境が形成されています。

高級住宅街として知られるこのエリアの相続税路線価や地価公示価格を調べると、その土地の単価は意外と安く感じられますが、これらの地域の取引規模が大きいため、一般的な住宅を探す人には手が出ないかもしれません。

芦屋市六麓荘町

写真:六麓荘町の街並み

朝日ヶ丘町、 岩園町、 東山町、 六麓荘町

朝日ヶ丘町(あさひがおかちょう)

戸建住宅を主体としてマンションも見られる閑静な街です。
朝日ヶ丘町のマンションは古い時期に建築されたものが多く、高級住宅地にしては手頃な価格で購入することができるかもしれません。
近年は相続をきっかけとして、土地が開発業者に売却され、土地を区画割してエンドユーザーに売却するため、土地が細分化されているケースも散見されます。

六麓荘町(ろくろくそうちょう)

住民により維持保全されてきた環境に住むことが一つのステータスとなっており、六麓荘ブランドのようなものが形成されています。
東洋一の別荘地づくりを目指し、香港島の外国人専用街区を模して、昭和3年設立の「株式会社六麓荘」により昭和7年にかけて開発され、自分たちが理想と考えた街を作り上げられました。
開発当初から1区画300坪から350坪程度とされ、3区画以上の邸宅も数多く存在していました。
道路の幅員は6m以上とされ、街路灯は香港と同じ型の鋳物製品が採用されています。
また、地下に電気・電話・ガス・上下水道が埋設されているため、すっきりとした住宅地が形成され、開発から80年を経ていますが現在でも有数の住宅地として知られています。
なお、自主の精神が強く、建築協定の下に独自のまちづくりが進められています。現在の世帯数は約500でマンションや商業施設などがなく、緑の多い住宅地が形成されています。
同地区は道路から見た住宅敷地内の芝生や木の割合(緑視率)を20%以上または15%以上に確保する規制が導入されました。
その他、住宅の建築にあたってはその敷地が400㎡以上である必要があり、新築の際には事前に「設計図」のみならず「立体模型」の提出も必要となります。