芦屋市の地域情報

基本データ
面 積 18.47k㎡
人 口 94,493人(H28.1)
人口増減率 +0.5%(対H24年比)
住宅持家率 全体のうち、62.8%
うち戸建住宅 44.0%
うち分譲マンション 53.0%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年住民基本台帳など

1.芦屋市の全体情報

1)概要

芦屋市は兵庫県南東部にあり、北の六甲山麓から南の大阪湾沿岸まで比較的なだらかな斜面が市域となっています。穏やかな気候と良好な自然環境に恵まれた日本有数の高級住宅地として知られています。
市の南部に市街地が形成され、北部は国立公園を含む市街化調整区域となっており、海浜部には埋め立て地があります。
市内には大阪神戸への移動に便利な阪急神戸線・JR東海道線・阪神本線が東西に走り、市民の足として阪急バス・阪神バス・みなと観光バスが運行し、利便性が高いこともあり、人口は増加傾向にあります。

市の北部には文化人などが移り住んだ瀟洒な邸宅や別荘が多く、これらは大正から昭和初期の日本の芸術にも大きな影響を与え、西洋文化の要素を取り入れた独自のスタイルは当時の先端を担い、「阪神間モダニズム」と呼ばれました。
市の山間部は瀬戸内海国立公園六甲地区が広がり、奇岩の多いロック・ガーデンは登山家から家族連れまで多くの人々に親しまれています。市の南部には近年埋め立てにより整備された南芦屋浜があり、総合公園、キャナルパーク、親水公園、大型クルーザーが係留されているヨットハーバーなどがあり、レジャースポットとして人気を集めています。
また、芦屋市は伊勢物語や万葉集などにもうたわれ、「業平橋」、「黄金塚」など歴史を感じることができるスポットも残されています。

明治以降において大阪神戸間を結ぶ交通の回廊として鉄道や道路などの交通網の発達に伴い、大都市近郊住宅地として発展してきた経緯があります。
工業地帯・大阪の住環境の悪化などを背景に経済人が芦屋市に定住し、道路や学校といったインフラを整備し たことを皮切りに、六甲山上や緑豊かな山麓には外国商人や企業が多くの別荘や企業の保養所などを建設しました。大正から昭和にかけては阪神電鉄や阪急電鉄の敷設とともにサラリーマンを対象とした住宅地が増加し、住宅都市芦屋の原型が形成されることとなりました。
このように芦屋市では単なる大阪・神戸の増大する産業人口を吸収する場としての住宅開発が行われただけではなく、住居を構えた人たちのキャリアを反映した特徴ある住宅文化を育んできたと言えます。
昭和26年には特定の地方公共団体にのみ適用される特別法として「芦屋国際文化住宅都市建設法」が公布・施行されました。こうして芦屋市は戦前からの歴史的特徴を戦後も引き継ぎ、周辺都市が持ちえない政府の法的・経済的支援を得るに至っています。

平成7年の大震災においては2号線を中心にライフラインの損壊や建物倒壊が著しく、芦屋市自体が小さいため絶対数は目立たないものの、阪神間と市の中で最も高い割合で被害を受けました。区画整理などにより未曽有の災害を乗り越え街の再生・復興事業に取り組み、現在に至ります。

六麓荘町と芦屋川

(左)六麓荘町   (右)芦屋川

2)住宅地

芦屋市を大きく分類すると以下の2つに分けることができます。

  • 北部  2号線より北部の山側エリア
  • 南部  2号線より南部の海側エリア

北部には全国的に有名な六麓荘町をはじめとした高級住宅街が点在しています。周囲の緑豊かな環境の中、邸宅が悠然とたたずんでおり、南向きの傾斜地にあるため眺望も優れています。芦屋市の地区計画により最低敷地面積や緑化に関する規制などが定められている他、各自治体によっても詳細な取り決めがあり、地域で環境を守ろうという意識の強いエリアです。

南部は芦屋市により第一種低層住居専用地域以外の用途が指定されているところが多く、最低敷地面積も緩和されているため、北部エリアよりも販売総額が低いこともあり、手ごろな価格で取得することも可能です。

阪神淡路大震災により芦屋市は全壊・半壊を併せると全ての建物の約50%が被害を受けたため、比較的新しい物件の供給が見られます。特に芦屋市の南部エリアでは比較的手ごろな価格で不動産を取得できる場合が多いため、一般的に住宅を探す人は南部エリアで探す傾向にあります。

3)商業地

芦屋市内の主な商業施設は以下の通りです。
住宅に特化している芦屋市では商業施設についてもJR「芦屋」駅周辺に見られるのみとなっています。
なお、住宅地でも述べましたが、芦屋市内にはパチンコ店、ゲームセンターや映画館といった娯楽施設がありません。

■JR芦屋駅北
駅ビル「モンテメール」(昭和55年開店)、大丸芦屋店などが入店。
平成10年同西館ができました。
「ラポルテ」などの商業施設もあります。

4)工業地

芦屋市は住居系の土地利用に特化しているため、一部の商業系を除き、工場系の土地利用は見当たりません。

2.各エリアの情報

芦屋市のエリア情報

3.お役立ち情報

1)人口と世帯

全国及び兵庫県の人口は減少傾向にありますが、芦屋市の人口は微増しています(図-1)。

芦屋市の人口

人口構成割合を見ると、全国や兵庫県と比べて65歳以上の割合がやや高いことが分かります(図-2)。

芦屋市の人口構成割合

また、芦屋市における単独世帯割合は約30%であり、こちらは阪神南地域の平均よりやや低い割合となっており、ファミリー世帯が多いことが窺えます。

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、住宅総数のうち持家率は約63%に上っており、賃貸より所有を好む傾向にある街であると言えます。なお、所有派の中でも一戸建の所有は約44%であり、分譲マンションの所有(約53%)がリードしているため、芦屋市内において購入を考える人は分譲マンションを選ぶ傾向がやや強いと考えられます。

芦屋市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

芦屋市の住宅地価格は平成28年地価公示において、僅かながらも上昇に転じています。
芦屋市には優良な住宅地が多数存在し、需要も高く、価格は上昇傾向にあるようです。

芦屋市の住宅地の地価公示

芦屋市の商業地の価格は平成22年頃に底を打ち、その後は価格下落のペースは年々緩やかになっています。
兵庫県全体としては、人口減少や販売形態の多様化を反映して価格の下落が続き、人気のある商業地とそうでない商業地の二極化が見られます。

芦屋市の商業地の地価公示

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など