神戸市灘区の地域情報

基本データ
面 積 32.66k㎡
人 口 136,204人(H28.1)
人口増減率 +1.5%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、50.1%
うち戸建住宅 48.3%
うち分譲マンション 50.1%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年住民基本台帳など

1.神戸市灘区の全体情報

1)概要

灘区は神戸市の東部に存し、国立公園である六甲山のふもとに広がる街です。
市街地には阪急神戸線・JR東海道線・阪神本線の私鉄各線が東西に走り、大阪や神戸へのアクセスの良さもあり、近年は人口・世帯数ともに増加傾向にあります。

市街地北部は自然豊かな山手地域であり、古くからの住宅や新しい団地が混在し、高級住宅地も見られます。市街地中央部においては、JR「六甲道」駅周辺が商業施設やマンションが建ち並ぶ東部副都心として整備されている他、水道筋商店街では庶民的な雰囲気を感じることができます。市街地南部には古くから酒造が盛んな他、下町的な雰囲気を味わうこともできます。臨海部は人工島であり、工業地域となっています。
このように、灘区は山にも海にも近く、市街地に居ながら自然を身近に感じることができる街となっています。

灘区の地名は灘五郷に因むものと言われています。灘五郷は西摂の海岸部に点在する酒造業地の総称で、現在その範囲は西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷を指します(西宮郷と今津郷は西宮市)。 ※酒造りがはじまった江戸時代における灘五郷の範囲とは異なります。

また、灘区には多くの史跡があります。奈良春日神社の旧社殿を移した「六甲八幡神社」は阪急六甲駅前にあり、阪神・淡路大震災で全壊しましたが現在は色鮮やかに再建されています。灘区北部の摩耶山にある「?利天上寺」は弘法大師(空海)が摩耶夫人の像を持ち帰り、これを安置したと言われています(摩耶山と呼ばれる由来)。「敏馬神社」は昔、歌に詠まれた景勝地であり、こうした史跡を観ることで灘区の歴史を感じることができます。

その他、灘区には国立公園でもある六甲山、王子動物園や 県立近代美術館、神戸文学館や旧ハンター住宅といった観光名所も多くあります。

なお、平成28年春にはJRの新駅「摩耶」駅が開業しました。「六甲道」駅と「灘」駅との間に設置され、これに伴い駅周辺の土地利用が予定されているため、不動産価格への影響も予測されます。

灘円山公園と摩耶駅

(左)灘丸山公園(灘区五毛)から見た灘区   (右)JR摩耶駅

2)住宅地

灘区の北部は山岳地帯となっており、南部市街地に街が形成され、概ね3つに分けることができます。

  • 市街地北部
  • 市街地中央部
  • 市街地南部

市街地北部は概ね阪急沿線より北側の地域。傾斜が多い山手地域であり、自然豊かな環境の下で高級住宅地域も見られます。その他、神戸大学や神戸松蔭女子学院大学といった教育施設も見られます。

市街地中央区部はJR沿線を中心とした地域。JR「六甲道」駅周辺には商業施設やマンションが建ち並んでおり、西方の水道橋商店街周辺では庶民的な街並みが形成されています。

市街地南部は阪神沿線を中心とした地域。住宅と工場・作業所などが混在しており、下町の雰囲気を感じることができます。その他、この地域には酒造地帯として有名な「灘五郷」のひとつ、西郷(にしごう)と呼ばれる地区が存します。

なお、JR「摩耶」駅が開業し(平成28年)、これに伴いマンション建設など周辺の土地利用が予測され、不動産価格への影響も予測されます。

3)商業地

神戸市灘区内における商業地施設の利用は主に日用品の供給が中心となっており、水道橋商店街や六甲本通商店街といった古くからの商店街があります。
また、JR「六甲道」駅周辺には副都心として再開発ビルが整備されている他、東部新都心として開発された臨海部のHAT神戸(ハットこうべ)にも新たな商業地が形成されています。

4)工業地

「灘の生一本」として全国的に知られる灘五郷(今津郷・西宮郷・魚崎郷・御影郷・西郷)のうち、灘区には西郷が存します。
また、阪神高速3号神戸線や阪神高速5号湾岸線といった輸送手段も発達していることから、灘区の南部の摩耶埠頭、灘浜町、大石南町を中心として工業地域が広がっています。

2.各エリアの情報

3.お役立ち情報(投資家)

1)人口と世帯

全国や神戸市全体の人口は減少傾向にありますが、神戸市灘区の人口はここ数年増加傾向にあります(図-1)。

神戸市灘区の人口の推移

また、人口構成割合を見ると、全国、兵庫県や神戸市と比べて、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の割合が高く、65歳以上の人口割合が低いことが分かります。高齢化社会が進む日本において、65歳以上の人口割合が減少しているのは特筆すべきことです(図-2)。

神戸市灘区の人口の構成割合

神戸市灘区における単独世帯割合は約46%であり、神戸市の平均である約41%より高い割合となっています。65歳以下の人口構成割合が少ないことを勘案すれば、一人暮らしのサラリーマンや学生が多いと推定し得ます。

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、住宅総数のうち持家率は約50%、賃貸率は約46%であり、所有を選択する人と賃貸を選択する人は同じくらいの割合であると言えます。
なお、持家を選択する人のうち、一戸建て住宅の割合が約48%であり、分譲マンションの割合(約50%)と同程度の割合となっています。

神戸市灘区の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

神戸市灘区の住宅地の価格は、大阪・神戸部に至便な立地であるといった利便性により、地価は上昇傾向にあります。

神戸市灘区の住宅地の地価公示価格の推移

神戸市灘区の商業地の価格は背後の住宅地の堅調な動きもあり、上昇傾向にあると言えます。

神戸市灘区の商業地の地価公示価格の推移

参考:
平成20年住宅土地統計調査、平成22年国勢調査、平成22年法務省登録外国人統計、平成23年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など