兵庫県の地域情報

目 次
  1. 兵庫県内の価格と動向
    1. 兵庫県全体の住宅地の価格動向
    2. 兵庫県全体の商業地の価格動向
    3. 兵庫県の最高価格地・上昇率1位・下落率1位
    4. 県庁所在地(神戸市)
  2. 兵庫県の概要
基本データ
面 積 8400.90k㎡
人 口 5,521,693人(H28.1)
人口増減率 ▲1.1%(対H24比)

兵庫県推計人口など

神戸市 神戸市
中央区  灘区  東灘区  兵庫区  須磨区  長田区  垂水区
北区  西区
阪 神 芦屋市  西宮市  尼崎市  宝塚市  伊丹市  川西市  三田市
猪名川町
東播磨 明石市  加古川市  高砂市  稲美町  播磨町
中播磨 姫路市  神河町  市川町  神崎町
北播磨 西脇市  三木市  小野市  加西市  加東市  多可町
西播磨 相生市  たつの市  赤穂市  宍粟市  太子町  上郡町  佐用町
但 馬 豊岡市  養父市  朝来市  香美町  新温泉町
丹 波 篠山市  丹波市
淡 路 洲本市  南あわじ市  淡路市

1.兵庫県内の価格と動向

平成28年地価公示は過去一年(平成27年1月1日~平成27年12月31日)の地価動向を分析しています。

1)兵庫県全体の住宅地の価格動向

兵庫県の住宅地の価格変動率

国土交通省HP「平成28年度地価公示」より抜粋率

神戸市東部、阪神南、阪神北における一部の利便性が高い住宅地は引き続き需要が高く、不動産価格は概ね平成27年と同様の傾向にあります。ただし、郊外部においては、引き続き不動産価格は下落傾向にあります。上昇傾向は阪神南、神戸市東部といった都市部で顕著になっていますが、利便性がやや劣る住宅地や講義においては依然として下落が続いており、いわゆる二極化が継続している状態です。

【阪神各都市】
優良住宅地においては需要が高く、価格は強含みで推移しており、阪神南3市(芦屋市・西宮市・尼崎市)及び阪神北の伊丹市においては、対前年変動率が上昇を示しています。一方、郊外部の大規模住宅団地を擁する川西市・猪名川町では縮小傾向にあります。
【県北西部など】
播磨・丹波・但馬地域は高齢化、人口減少を受け、不動産価格は下落傾向が継続しています。また、都市部においても、利便性が劣り、高齢化の際立つ地区においては下落が継続しています。

2)兵庫県全体の商業地の価格動向

兵庫県の商業地の価格変動率

国土交通省HP「平成28年度地価公示」より抜粋率

兵庫県全体としての商業地の対前年の平均変動率は、+0.5%となり、前年(▲0.1%)から反転し、上昇となっています。

【特徴的な地価動向】
神戸市東部、阪神間各都市の一部においては、背後住宅地の価格上昇にあいまって、商業地においても概ね上昇傾向を示しています。その他、郊外部では、一部を除き概ね人口減少や販売形態の多様化を反映し、下落が継続しています。

3)兵庫県の最高価格地・上昇率1位・下落率1位

兵庫県の最高価格地

国土交通省HP「平成28年度地価公示」より抜粋
※変動率下段(  )は前回公示の変動率
以下同様

東灘ー6:阪急「岡本」駅徒歩圏の住宅地。住環境、利便性に着目して富裕層による根強い需要が見込まれる。
神戸中央5-5:センター街の名称で知られる兵庫県下随一の繁華街。希少性が高く底堅い需要がああり、上昇率が拡大した。

兵庫県の上昇率1位

東灘ー6:上記最高価格地と同様。
神戸中央5-5:上記最高価格地と同様。

兵庫県の下落率1位

香美-2:人口減少、高齢化の進行等により、都市部から離れた住宅需要は極めて低調である。
豊岡5-4:人口減少、高齢化率上昇を背景として地域経済は低迷、商業地需要はきわめて限定的である。

4)県庁所在地(神戸市)

県庁所在地の最高価格地・上昇率1位・下落率1位

国土交通省HP「平成28年度地価公示」より抜粋
※変動率下段(  )は前回公示の変動率

【住宅地】
東灘ー6:上記最高価格地と同様。
神戸中央5-5:上記最高価格地と同様。

【商業地】
東灘ー6:上記最高価格地と同様。
神戸中央5-5:上記最高価格地と同様。

2.兵庫県の概要

兵庫県は北では日本海、南では瀬戸内海という二つの海に面しています。
全国的にみても温暖な地域の一つですが、県土が南北に長いため、気候は瀬戸内海側、中央の山間部、日本海側の3つに区分されます。瀬戸内海側は降水量が少なく、温暖で過ごしやすい地域ですが、日本海側は曇雨が多く、冬はシベリアの季節風を受けて降雪量が多くなります。

南部は明治時代以降に近代化が推し進められたため、神戸・阪神・播磨地域は阪神工業地帯や播磨臨海工業地帯といった重化学工業の集積地となっており、川崎重工業や神戸製鋼所などの世界的に有名な企業の発祥の地にもなっています。また、三菱重工業、東芝、富士通、三菱電機など日本の巨大企業の多くが工場や研究所を構えています。

一方、但馬、丹波、淡路地方は美しい山々、海、川など豊かな自然に囲まれた農林水産業の盛んな地域となっています。

南部に鉄鋼などの産業が集積する大都市地域が形成されているため、南部には県の人口の90%以上が集中し、特に南東部の神戸市及び阪神間で人口の約60%を占めています。

なお、兵庫県はもともと次の5つの旧国の集合体でした。
但馬国(県北部)・・・豊岡市、朝来市、三方郡、養父郡
播磨国(県南西部)・・・相生市、赤穂市、たつの市、姫路市、西脇市、加西市、小野市、加古川市、高砂市、三木市、明石市、加東市、宍粟郡、佐用郡、赤穂郡、揖保郡、神埼郡、多可郡、加古郡
丹波国(県東〜北東部)・・・篠山市、氷上郡
摂津国(県東部)・・・神戸市、芦屋市、西宮市、宝塚市、尼崎市、伊丹市、川西市、三田市、川辺郡
淡路国(県南部淡路島)・・・洲本市、淡路市、南あわじ市

旧国からの地域分類の中のうち比較的近いのが丹波と但馬であり、それ以外は別の県だと言っていいほど異なった地域性を有しているため、「兵庫県民」としての性格は希薄です。
このため、兵庫県は本来なら上記5つに分割した県、あるいは少なくとも南北を分割し、更に南を3つに分割すべきでした。
しかし、外貨獲得を急務とした明治政府が廃藩置県の際、但馬の生糸を輸出するため、当時はまだ規模の小さかった摂津の神戸港を活用すると同時に豊かな播磨国などからの税収を目的とする、といった国家の意図が働いた併合が進められました。

こうした多種多様な人々が暮らす兵庫県ですが、古くから海陸交通の要衝であったことから、国内外との交流拠点として発展してきた経緯があり、今後も国際文化の交流拠点としても重要な役割を果たしていくことが期待されます。