高槻市の地域情報

基本データ
面 積 105.31k㎡
人 口 350,427人(H29.4)
人口増減率 ▲1.2%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、64.9%
うち戸建住宅 79.3%
うち分譲マンション 19.9%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年大阪府推計人口など

1.高槻市の全体情報

1)概要

高槻市は大阪府北東部に位置し、北部には北摂山地系の山間部と丘陵地、南部には平野が広がっています。
市域の面積は105.31k㎡であり、大阪府下で4番目の広さですが、市域の北部の大半が山間地となっており、自然に恵まれた環境となっています。また、高槻市はJRの新快速や阪急電鉄の特急の停車駅であり、大阪・京都への利便性も良好であることから環境の良い北摂のベッドタウンの一つとして知られています。

大阪と京都の中間に存することもあり、高槻市は古くから淀川と西国街道の要衝であり、古代史上大王陵などの史跡が数多く残されています。
例えば、京都と西国を結ぶ西国街道沿いには宿場町として栄えた芥川宿があり、江戸時代には旅籠屋などが立ち並んでいました。また、15世紀後半には浄土真宗の布教拠点として寺内町が形成され、中核であった教行寺周辺には古い街並みが残され、当時をしのぶことができます。
特に、淀川の河港には、高槻城下や富田等の周辺村落と京都・大坂を結ぶ流通拠点となっていました。しかし、明治9年に大阪~京都間の鉄道開通に伴う陸上交通の発達により、淀川水運は衰退していくことになります。

昭和3年には阪急電鉄も開通し、こうした鉄道交通の発達に伴い、高槻駅前には市街地が整備され、企業の立地や駅周辺の住宅開発も進められました。昭和20年代後半からは、大手企業の誘致が進み、サンスター、明治製菓等の大手企業の工場が建築されました。昭和30年代には鉄道会社により昭和台町や天王町といった住宅地が開発され、同時期に大阪府営住宅地の整備も進められました。
昭和30年後半から昭和40年代にかけて、丘陵地を中心として住宅開発が進みました。また、中南部においても、農地転用によって住宅と企業用地の開発が進められ、高槻市の人口は急増することになります。

JR高槻駅北地区では、平成5年に高槻駅北地区再開発事業が「第一種市街地再開発事業」の都市計画で決定され、駅前広場や周辺関連道路をはじめとし、都市型住宅や商業施設などの整備が進められました(平成16年再開発事業完了)。また、JR高槻駅北東地区においては、商業、業務、居住、福祉、文教等の集積が民間プロジェクトにより進められています。

また、現在の名神高速道路の慢性的な渋滞の解消を図るべく、新名神高速道路が計画されており、平成29年度末に開通目標とされています。これに伴い、高槻市内では、「高槻IC」、「高槻JCT」が建設中であり、大阪・神戸方面への交通利便性が期待されています。

JR高槻駅の北側

JR「高槻」駅・北側

2)住宅地

高槻市における住宅地は、大きく分けると以下の3つに区分することができます。

  • 北部・中部エリア
  • 中南部エリア
  • 南部エリア

【北部・中部エリア】
概ね、名神高速道路より北側の丘陵地。
昭和30年代後半から40年代にわたり、大阪・京都のベッドタウンとして規模の大きい住宅開発により形成された住宅地です。
区画が大きい閑静な住宅地域であり、特に日吉台1番町、2番町、南平台などは高級住宅地として知られています。
周辺には買い物施設もあるため生活利便性は良好です。確かに駅から徒歩圏外ですが、JR高槻市発着のバス便が発達しているため、駅から徒歩圏外の丘陵地と言っても交通利便性は良好と言えるでしょう。
なお、開発当初は区画が大きい住宅として分譲されましたが、近年はこれを細分化して販売されているケースも見受けられます。

【中南部エリア】
JR高槻駅、阪急高槻駅より北側の徒歩圏内における住宅地。
明治9年の国鉄による鉄道開通以来、駅周辺は宅地開発が行われ、昭和3年の阪急電鉄開通により、「高槻市」駅や「富田」駅の徒歩圏内における宅地開発が進み発展したエリアです。
平坦地が多く、駅から徒歩圏内であるため、住宅地は人気があります。ただし、駅周辺における住宅供給は少ないでしょう。
なお、名神高速道路付近は徒歩15分程度を要しますし、エリア東側部分は月見町をはじめとして平坦ではない街もあります。
また、バス便によりJR「高槻」駅圏かJR「摂津富田」駅圏かに分かれます。
「高槻」駅圏では天神町、美しが丘、真上町5丁目、「摂津富田」圏では桜が丘北町、桜が丘南町が高級住宅地として知られています。

【南部エリア】
JR高槻駅、阪急高槻駅より南側の住宅地。
30坪以下の戸建住宅も見られる住宅地域。
寿町、栄町、川添町などは小さな区画の住宅が建ち並んでおり、店舗等が混在する地域が形成されており、買い物施設が豊富です。
また、全体的に周辺には買い物施設が点在している他、地勢が平坦であり、自転車でJR「高槻」駅、阪急「高槻市」駅にアクセスすることもできるため、生活利便性は良好です。
このエリアにおいては、天王町が高級住宅地として知られています。

3)商業地

高槻市の商業地は、JR「高槻」駅、阪急「高槻市」駅を中心とするエリアに集中しています。その他、国道171号や170号沿いにおける店舗が見られます。

【JR「高槻」駅周辺】
大規模な商業施設が集積しています。
駅の北側にはオーロラシティ西武高槻店、アクトアモーレ、駅の南側には松坂屋やフィットネスが存します。
また、バスターミナルが北口・南口にあり、高槻市営バスをはじめとして、京阪バス、阪急バスなど多数のバスが当駅を中心に発着しています。

【阪急「高槻市」駅周辺】
中小規模の店舗が中心となっていますが、商業集積度は高く、顧客流動性は優れています。

4)工業地

高槻市内においては、高槻駅から摂津富田駅の鉄道敷沿いに大企業の工場が散見されます。
朝日町にはサンスター株式会社の工場(サンスター株式会社の本社所在)、株式会社明治の高槻工場があり、桜町には東レフィルム加工株式会社の高槻工場、明田町には第一三共プロファーマ株式会社の高槻工場があります。
その他、特に工場が集積する地域は見受けられません。また、中小の工場や作業場などもあまり見られません。
なお、工場の移転や事業の廃止に伴い、その跡地には商業施設、住宅地、大規模マンションなどが建設され、用途の転換等も見られます。

2.お役立ち情報

1)人口の状態

大阪府全体と同様、高槻市の人口はここ数年概ね減少傾向にあります(図-1)。

高槻市の人口と世帯

年齢別の人口構成割合において、平成23年と平成28年の65歳以上の割合を見てみると、日本全体的に高齢化が進んでいますが、高槻市における高齢化の進展は全国や大阪府よりも早いと言えるでしょう。(図-2)。

高槻市の人口構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると、高槻市における住宅総数のうち、借り家の割合(約34%)よりも持ち家の割合(約65%)が高くなっており、高槻市では持ち家の需要が高いことがわかります。
なお、持ち家の中でも、一戸建てが約80%となっており、分譲マンションを選択する人(約20 %)を大きくリードしている状態であるため、高槻市において、マイホームの購入を考える人は一戸建てを選ぶ傾向が強いと考えられます。

高槻市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

高槻市の住宅地の価格は、全体的に横ばい傾向からやや下落傾向にあります。
ただし、真上町など駅から徒歩圏内の需要が高いエリアに対する需要は底堅いものの、徒歩圏外、丘陵地や道路条件の悪い地域は依然として需要が弱く、価格も弱含みで推移しています。

高槻市の住宅地の地価公示価格

高槻市の商業地の価格は引き続き上昇傾向にあります。
市中心部ではマンション用地への需要が底堅く、上昇傾向にあります。郊外の幹線道路沿いの商業地については概ね横ばい傾向でしょう。

高槻市の商業地の地価公示価格

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など