箕面市の地域情報

基本データ
面 積 47.84k㎡
人 口 133,461人(H28.4)
人口増減率 +1.5%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、59.9%
うち戸建住宅 66.6%
うち分譲マンション 32.4%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年大阪府推計人口など

1.箕面市の全体情報

1)概要

箕面市は大阪府北西部に位置し、箕面国定公園を擁する丘陵地帯を背景に大阪の衛星都市としても位置付けられ、自然に恵まれたベッドタウンの一つとして知られています。
箕面市西部に阪急箕面線が、東端を大阪モノレール彩都線が走っています。この他、北大阪急行線の延伸が箕面萱野付近まで予定されており、さらなる利便性の向上が期待されます。
※現在の北大阪急行は、地下鉄御堂筋線と直結し、「江坂」駅から「千里中央」駅まで運行。延伸により、「千里中央」駅から北へ新御堂筋(国道423号)に沿う形で新しく2駅が設置される予定です(平成30年開業予定)。

また、箕面市内においては阪急バスの運行があり、市民の足となっており、箕面市内には国道171号が横断し、新御堂筋が縦断しているため交通利便性は良好です。

箕面市の中部から北部にかけて北摂山地が東西に連なっています。南部に千里丘陵が、中央部に平地が広がっており、住宅地や商業地などの市街地が形成されています。
明治時代に阪急電車の開通により箕面市の南西部における住宅開発が行われ、昭和50年代に箕面市南東部における住宅開発が行われたことにより新興住宅地が広がっており、古くからの住宅地と新興住宅地の調和のとれた都市として成熟しています。

また、北部の止々呂美周辺も以前は箕面市中心部と離れたイメージがありましたが、平成19年に箕面グリーンロードが開通して以来、箕面中心部への連絡性が良好となりました。これとほぼ同時に「水と緑の健康都市(箕面森町)」の区画整理事業が計画されていましたが、近年の地価動向や住宅需給動向などにより、当初計画通りの住宅供給は見送られています。
なお、国際文化公園都市(彩都)の西部地区においては茨木市域に含まれる部分と併せ、戸建住宅やマンションといった住宅地と文化・国際交流・研究開発といった都市機能が調和した複合機能都市の形成が図られており、平成16年に一部街開きが行われました。

「箕面」の地名が最も古く記されているのは、平安時代に後白河法皇が編纂した『梁塵秘抄』において「聖のすみかは何処何処そ、箕面よ勝尾よ、播磨なる書写の山、伊豆の鰐渕や日の御碕、南は熊野の那智とかや」と瀧安寺(箕面寺)が詠まれたものとされています。なお、この寺は修験道の業者の中心寺院として知られていましたが、現在は箕面の滝とともに観光名所となっており、特に秋の紅葉の季節が人気です。 
また、勝尾寺は朝廷の保護のみならず、鎌倉・室町幕府の将軍家からも保護を受け、中世には僧兵を擁した北摂の名刹でしたが、現在は勝運祈願の寺として受験生などの参拝客を集めています。
その他、西国街道沿いには史跡が点在しており、見所が多い都市となっています。

明治の森箕面国定公園は昭和42年に「明治百年」を記念して東京都の高尾山と共に国定公園に指定されました。箕面市北部の低山岳地帯(標高100~600m)に位置し、大都市近郊にありながら、多くの植物、昆虫類、野鳥、哺乳動物、両生・は虫類、魚類などの生息する自然の宝庫となっており、四季を通じて箕面市の内外から多くの人が訪れています 。

2)住宅地

箕面市における住宅地は、近年区画分譲されたエリアを除き、全体として道路が狭く、蛇行する部分も多く見られます。ただし、緑化率や最低敷地面積が定められていることから、住環境の良い地域が多く見られます。
箕面市は以下の通りに区分することができます。

  • 北部・中部エリア
  • 南西部エリア
  • 南東部エリア

【北部・中部エリア】
止々呂美・森町中周辺を中心としたニュータウンです。
旧来は箕面市中心部と分断された様相を呈していましたが、箕面グリーンロードにより交通利便性が向上しました。
「水と緑の健康都市」は平成19年に街開きが行われ、里山地区を設けるといった自然に配慮した住環境が形成されています。

【南西部・南東部エリア】
南部は新御堂筋(国道423号)を境として、西部と東部に分けることができます。
南西部エリアは、本来の箕面市のイメージが残ると言われているエリアであり、旧市街地などから形成されています。箕面3丁目、箕面4丁目、牧落周辺、桜ヶ丘周辺は人気の地域として知られています。また、百楽荘は従来から高級住宅地です。
南東部エリアは、近年開発された小野原地区や彩都地区を含んだ新興住宅地エリアとなっています。粟生外院・石丸3丁目付近は従来人気が高かった地域であり、小野原西は近年人気が高くなっています。

また、新御堂筋により東西に分けた上、国道171号(箕面市を東西に横断)により南北に分けることができ、更に細かいエリアに分かれていきます。


なお、箕面市においては、ハウスメーカーやパワービルダー(※)による、建築条件付の分譲地が多く見られます。
もちろん、建売業者による売り建ても見られ、モデルハウスなど先行して建築された物件もあります。しかし、割合としては、土地を購入して建物を建築するといったケースの方が多いのが現状といえるでしょう。
箕面市では建売住宅の割合が少ないため、上記でも土地の価格帯を挙げています(平均的な土地価格)。
ただし、箕面市では地域の価格差が大きく、小野原西など、人気のエリアは上記価格よりも相場が高くなります。一方、箕面森町などは坪単価20万円程度で売り出されているのが現状でしょう。
なお、新規の土地分譲以外では、既存住宅を古家付土地として購入し、好きなハウスメーカーで建築する方も多く見受けられます。

※パワービルダー
戸建住宅を2,000~4,000万円程度の価格帯で、初めてマイホームを購入する人たちに分譲する建売住宅業者

3)商業地

箕面市の商業地は以下の通りに区分することができます。

  • 駅前の商業地
  • 大型商業地
  • 沿道型の商業地

【駅前の商業地】
箕面市の商業地は、阪急「箕面」駅や「桜井」駅の周辺に近隣型の店舗が見られます。「箕面」駅周辺では各種店舗や事業所などが見られ、賑わいがありますが、「桜井」駅周辺では比較的古い商店が散見されます。

【大型商業地】
箕面市においては、市の南部に存する「大阪船場繊維卸商団地」が古くから存する他、市の中心部における「みのおキューズモール」、市の東部における小野原地区において商業施設が見られます。
大阪船場繊維卸商団地(コムアートヒル)
昭和45年に開業。日本有数の繊維卸商団地として従来は商業活動が盛んでした。
ただし、繊維業界の不況や流通構造の転換などの影響を受け、団地内の事業所はその規模を縮小させたり、経営破たんに至るケースも見られました。このため、近年ではマンションの建設が見られ、街の様子も次第に変化しつつあります。
みのおキューズモール
西宿1丁目17番22号(国道423号と国道171号の結節点北側)
約140店舗を擁する大型商業施設。核テナントはイオン箕面店。
小野原地区
平成22年に換地処分が行われ、メインストリートには沿道型の店舗が進出している他、おしゃれな店舗も散見され、賑わいを見せています。


【沿道型の商業地】
国道171号沿いなどの幹線道路沿いにおいて、店舗などが見られます。

4)工業地

箕面市内においては工業が集積する地域は見受けられません。
中小の作業場などが散見される程度であり、箕面市外部からの需要がほとんど見られないと言えるでしょう。

3.お役立ち情報(投資家)

1)人口と世帯

大阪府全体の人口は減少傾向が続いていますが、箕面市の人口は概ね増加傾向にあります(図-1)

箕面市の人口の推移

年齢別の人口構成割合を見ると、平成23年よりも高齢化率が進んでいるものの、その進み具合は全国や大阪府よりも低くなっています。また、14歳以下の子供の割合が高いことが分かります(図-2)。

箕面市の人口構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、箕面市における住宅総数のうち、借り家の割合(約39%)よりも持ち家の割合(約60%)が高く、箕面市においては、持ち家の需要が高いことがわかります。
なお、持ち家派の中でも、一戸建派が約67%を占めており、分譲マンション派(約32%)をリードしている状態であるため、箕面市内で購入を考える人は一戸建てを選ぶ傾向が強いと考えられます。

箕面市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

箕面市の住宅地の価格は、やや上昇傾向にあります。
東部や山間部の住宅地域については需要は弱いものの、駅から徒歩圏内または小野原西のように人気がある住宅地に対する需要は底堅く推移しているようです。

箕面市の住宅地の地価公示価格

箕面市の商業地の価格は上昇傾向にあります。

箕面市の商業地の地価公示価格

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など