池田市の地域情報

基本データ
面 積 22.09k㎡
人 口 103,128人(H28.4)
人口増減率 ▲0.3%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、56.1%
うち戸建住宅 66.2%
うち分譲マンション 28.3%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年大阪府推計人口など

1.池田市の全体情報

1)概要

池田市は大阪府北西部に位置し、北側を五月山、西側を猪名川、南側を伊丹空港に囲まれています。
池田市内には大阪中心部と結ばれた阪急宝塚線が走り、大阪の衛星都市としても位置付けられ、ベッドタウンの一つでもあります。阪急バスが市内を走っている他、高齢者や妊産婦が利用できる施設循環福祉バス(無料)があります。
また、地勢は池田市の南方は概ね平坦であり、南部を中心として市街地が形成されています。一方、北部は自然に恵まれた丘陵地になっており、山や農地が広がっています。
近年は周辺都市と同様にマンション建設が進んできていますが、市内には歴史的な街並みが幾つも残されています。

近世は北摂の商業都市として栄えてきましたが、明治維新後は警察署、裁判所、郡役所、師範学校などの公共機関の設置をはじめとして、銀行や娯楽施設が建設され、箕面有馬電気軌道(現:阪急電鉄)も敷設されました。また、大正4年頃には阪急電鉄創業者の小林一三氏により、室町において日本初の分譲住宅開発が行われ、その際の支払方法に月賦販売が採用されましたが、これもまた日本初のことでした。周辺には店舗、社交クラブや公園などが整備され、池田市は能勢・豊能郡の行政・経済の中心地としての役割を担っていました。

しかし、「池田」駅周辺の再開発が地元商店街の反対でとん挫した経緯があり、各種施設の建築計画が川西市に移管されるなど、近年は池田市の求心力が低下しており、人口も微減傾向にあります。

なお、池田市の財政はバブルの崩壊後悪化し、平成7年度決算において赤字転落、平成10年度には経済収支率が全国ワースト2位となり、財政再建団体となる可能性がありました。そこで、平成9年から改革に次ぐ改革を重ね、行政改革を推し進めた結果、近年は黒字に好転しています。
この改革の過程において池田市は地域分権改革に取り組み、一定額の予算提案権が地域住民に与えられる「地域コミュニティ推進協議会」が立ち上げられています。

また、池田市は阪急電鉄や日清食品などに見られるようにベンチャー企業発祥の地であり、偉大な先人たちに倣うべく、創業間もない事業者や新規事業者を支援する起業育成室も有しています。

池田市の特産品と言えば、細河地区の植木が最初に挙げられます。古くは室町時代から山林苗木の生産に始まり、その後庭園木の生産に移り、池田市の植木産業は生産地又は植木の集散地として日本四大産地の中心的役割を果たしてきました。ただし、近年は新興産地の出現などにより需要が減少傾向にあります。
池田市の酒造業は江戸前期には伊丹と並び清酒の産地として栄えていましたが、現在では呉春(ごしゅん)と緑一(みどりいち)を残すのみとなっています。

背後にそびえる五月山は桜が約3万5000本植えられており、大阪府内有数の桜の名所となっています。
その他、鉢塚古墳などの幾つもの古墳、伊居太神社や本養寺などの寺社、穴織(あやはとり)・呉織(くれはとり)の縫工女伝説にまつわる史跡も多く残された歴史情緒あふれる街であると言えます。

池田駅とインスタントラーメン発明記念館の写真

(左)阪急「池田」駅北側  (右)インスタントラーメン発明記念館(満寿美町)

2)住宅地

池田市は西側には猪名川が流れ、五月山公園をはじめとした自然的な環境が魅力な上、大阪方面への通勤・通学圏にある交通利便性が高い街であり、以下の3つのエリアに区分することができます。

  • 伏尾台周辺エリア
  • 山手エリア
  • 南部平坦地エリア

伏尾台周辺エリアは阪急不動産により開発された伏尾台と周辺の旧集落により形成される住宅地域です。交通は専らバス便となり、「池田」駅に出るまで時間を要しますが、緑豊かな環境が魅力です。
山手エリアは阪急沿線の北側、丘陵地に広がるエリアです。交通は専らバス便となりますが、五月丘公園をはじめとした自然が豊かな環境の中、近年新たな戸建分譲も見られます。五月丘周辺が特に人気があり、取引価格も高くなっています。

南部平坦地エリア。池田駅の北側には旧市街地における歴史的な街並みが、南側には優良な住宅地域が広がっています。特に満寿美町周辺は人気があるため取引価格が高くなっています。また、その背後には戸建住宅やマンションが広がる中、ダイハツ工業の工場も点在しています。

池田市は戸建住宅が主流の街でしたが、平成以降はマンションの建築も多く見られます。
また、近年の経済情勢などにより、企業が保有する土地が供給され、これがマンションや戸建住宅に分譲されています。

3)商業地

池田市内の主な商業施設は以下の通りです。

  • サンシティ池田
    阪急「池田」駅前
    阪急オアシス、ダイエーをはじめとしてファッションなどの専門店。
    その他、グルメ・カルチャースクールなど。

2.各エリアの情報

池田市の各エリア

3.お役立ち情報(投資家)

1)人口と世帯

大阪府の人口と同じく、池田市の人口は全体的に下落傾向にあります(図-1)。

池田市の人口の推移

年齢別の人口構成割合を見ると、全国及び大阪と同様の割合になっていることが分かります(図-2)。

池田市の人口の構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、住宅総数のうち、借り家率(約42%)より持ち家率(約56%)の方が多く、池田市内においては賃貸より持家を選択する人が多いと言えます。
なお、持ち家派の中でも一戸建の所有が半数を超えており(約66%)、池田市においては分譲マンションよりも戸建住宅を選ぶ傾向がやや強いと考えられます。

池田市の持家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

北摂の優良な住宅地においては需要も高いことから、池田市の住宅地の価格は、全国や大阪府と比較すると価格は堅調に推移していることが分かります。

池田市の住宅地の地価公示価格

住宅地の堅調な需要を受け、池田市の商業地の価格も同様に堅調に推移しています。

池田市の商業地の地価公示価格

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など