大阪市西区の地域情報

基本データ
面 積 5.20k㎡
人 口 94,000人(H28.4)
人口増減率 +9.6%(対H24比)
住宅持家率 全体のうち、36.7%
うち戸建住宅 14.6%
うち分譲マンション 84.7%

平成25年住宅土地統計調査
平成28年住民基本台帳など

1.西区の全体情報

1)概要

西区は大阪市の中央部に位置しています。
人口は、約8万6千人、世帯数は4万9千世帯を超えています。女性人口が多いという特徴があり、近年の都心回帰、再開発の進展を受けて、人口増加率も高い水準にあります。
地勢は平坦で、気候は温暖、面積は5.20k㎡です。

区の中央部を南北に流れる木津川を境として、その東側は事務所ビルや店舗が立ち並ぶ商業地域となっています。
区内南東部の堀江地域は、近年都会的で個性的な店舗が相次いでオープンし、従来の家具店と若者向けのブティックなどが共存する、センス溢れる街へと変貌を遂げ、若者を中心に人気のスポットとなっています。
木津川の西側には、海運に優れた立地から、古くから工場や倉庫、物流関係の事業所が多いほか、地下鉄「九条」駅周辺には有名な九条商店街があります。
また、区の南西端には、市交通局やオリックスバファローズの本拠地京セラドーム大阪も存しています。
区内北東部にある大規模な靱公園をはじめ、区民の憩いの場となる公園が大小合わせ30カ所あります。また、中央図書館、公文書館、こども文化センター等の文化教育施設や、「靱テニスセンター」「西屋内プール」など、スポーツ施設も充実しています。

交通利便性については、地下鉄四つ橋線・千日前線・中央線・長堀鶴見緑地線、阪神なんば線が区内を縦横に通じるなど便利な交通網が形成されています。
その他、南北に四つ橋筋、なにわ筋及び新なにわ筋、東西に中央大通、長堀通といった幹線道路があり、阪神高速環状線・大阪港線・神戸線の出入口も多数存することから、自動車利用にも非常に便利な街と言えるでしょう。
こうした良好な居住環境や交通の至便性によって、近年マンションの建設が相次ぎ、人口は増加傾向にあります。

歴史的には、明治2年、大阪市街地は東・西・南・北の4大組に分けられ、現在の西区域の大部分は西大組に組み入れられました。明治12年の郡区町村編成法により、当区域は大阪府西区と大阪府西成郡になり、明治22年の市制・町村制施行にともない大阪市西区という現在の名称になりました。
明治7年には、西区の江之子島に大阪府庁新庁舎が完成し、明治32年には、市役所が府庁の北東に完成しました。明治36年には、花園橋(九条新道)~築港間に大阪初の市電が開通し、西区は大阪の中心として繁栄しました。川口居留地跡、大阪市役所江之子島庁舎跡、大阪府庁跡など大阪の経済・文化・行政の中心地として発展してきたことを偲ばせる史跡も多数残されています。
当時の九条は、「西の心斎橋」と称されるほどの賑わいがあり、木津川に架かる千代崎橋から、九条新道商店街を抜けて安治川を渡る「源兵衛渡し」まで、一日中人通りが絶えなかったといいます。
大正14年、東成・西成両郡を大阪市に編入する市域拡張にともない、旧市域の4区を8区に分区し、編入市域の5区を加えて、市は13区制となりました。この時に、西区は分割され、その一部が新設された港区に編入されました。その後も市は区界変更・市域拡張などを行い、現在の西区域は昭和18年の行政区画の変更によって確定しました。

川口・九条と大阪港を結ぶみなと通は、多くの人と情報が集まるビジネス拠点となり、大正から昭和初期にかけて船会社、倉庫会社、銀行等が競うようにビルを建設し、メインストリートとなりました。
第二次世界大戦では、区内の80%にわたる地域が戦災を受けました。しかし、終戦直後から市街地の復興がいち早く始まり、昭和21年には「復興都市計画」が決定され、なにわ筋、新なにわ筋、中央大通といった幹線道路が建設されることになりました。
また、大阪市のモデル地域として戦災復興土地区画整理事業が行われ、従来の不規則な街区が整理され、広幅員の幹線道路やその他の都市計画道路が建設されていきました。靱公園も、緑豊かな公園に整備され、昭和30年から一般利用を開始しました。

西区では、都心への接近性・高い生活利便性を背景に人口増加が続いており、行政により、新たに区に転入した人々と、既存の地域コミュニティとの間で積極的なコミュニケーションを図る取組みも進められており、今後ますますの発展が見込まれます 。

大阪市西区の靭公園と京セラドーム大阪

(左)靭公園~靭1丁目~  (右)京セラドーム大阪~千代崎3丁目~

2)住宅地

西区の中央を流れる木津川を境として、西側に住宅地域が形成されています。ただし、住宅地域として純化している訳ではなく、鉄鋼・物流関係の事業所、また九条商店街などの商業地域に混在した形で住宅地域が形成されています。
また、木津川の東側においても、マンションの建設が相次いでおり、交通利便性が良好であることから、その需要は高くなっています

3)商業地

西区の中央を流れる木津川を境として、概ね東側に商業地域が形成されています。淀屋橋、本町、肥後橋といったビジネスの中心地からも近く、飲食店舗なども多数存在しています。特に、堀江エリア(四ツ橋~なにわ筋間)はファッション関係や飲食店も存し、他のエリアに比べて人気があります。
また、近年は、交通利便性に着目してマンション建設が多く見られます。

2.各エリアの情報

大阪市西区の各エリアの地域情報

3.お役立ち情報(投資家)

1)人口の状態

大阪府全体の人口は減少傾向にありますが、大阪市や大阪市西区の人口は増加傾向にあります(図-1)。平成28年と平成24年を比較すれば、約+9.5%の増加率となっています。

大阪市西区の人口の推移

また、人口構成割合を見ると、全国、大阪府や大阪市と比べて、生産年齢人口(15-64歳)の比率が高くなっています(図-2)。
※大阪市の中でも北区・中央区・西区といった都心部では70%を超えています。
一方、老齢人口(65歳以上)の比率はこうした都心部では低く、20%以下となっています。

大阪市西区の人口構成割合

2)持家率と賃貸率

住宅の所有の関係を見ると(図-3)、住宅総数のうち持ち家の割合は約37%であり、持ち家より賃貸を選択する人の割合が多いと言えます。
なお、持家を選択する人のうち、一戸建ての割合が約15%であり、分譲マンションの割合(約85%)が多い状態です。大阪市西区にはオフィスや店舗なども多いことから、戸建住宅の供給が少ないことが一因と言えるでしょう。

大阪市西区の持ち家率と賃貸率

3)地価公示価格の推移

大阪市西区の住宅地の価格は、大阪都心部に至便な立地であるといった利便性により地価は概ね落ち着きを見せてきています。

また、大阪市西区の商業地の価格は、上昇傾向にあります。

大阪市西区の商業地の地価公示価格の推移

参考:
平成25年住宅土地統計調査、平成28年総務省住民基本台帳、国土交通省・地価公示など