土地の賃貸借契約③借地契約の更新方法

掲載日 : 2015年10月3日

土地の賃貸借にあたり、その契約期間(借地期間)が満了した場合、その契約の更新の方法には、借地借家法、旧借地法を問わず、合意更新と法定更新の2つがあります。

合意更新
土地賃貸借契約は貸主と借主の当事者双方が納得し、改めて契約を更新する合意をしたとき、これを合意更新といいます。

土地の賃貸借は建物の賃貸借とは異なり、その契約期間が長期にわたります。
契約開始時期から期間満了までの間においては、経済事情の変動、その他当事者の事情などが発生することが考えられます。
そこで、賃貸人や賃借人は、契約期間の満了をきっかけとして、地代や契約条件などの変更を求めて、話し合いを希望することも多いでしょう。こうした場合は、法定更新ではなく、合意更新となります。

合意更新にあたっては、賃料その他契約条件を変更する場合にはもちろんのこと、契約条件を変更しない場合においても、契約条件などの再確認のためにも通常は契約書を再作成します。

法定更新
土地賃貸借契約の期間が満了した場合であっても、賃借人(借地人)がそのまま土地の利用を継続しているにも関わらず、賃貸人(地主)がこれに対し、遅滞なく異議を述べなかったときであり、これを法定更新といいます。
また、賃借人が賃貸人に対し、更新の請求を行い、賃貸人が遅滞なく異議を述べないときにも従前と同じ内容で契約が更新されます。

なお、賃貸人が異議を述べるにあたっては、正当な事由が必要となります。

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【コラム執筆者】
佐々木・魚谷法律事務所
弁護士 魚谷 和世