不動産登記とは①登記制度と法務局

掲載日 : 2015年5月21日

不動産登記とは、大切な財産である不動産について、以下の情報を不動産登記簿に記載し、これを公示することを言います。

  • 不動産の物理的概要(所在・面積など)
  • 所有権、その他の権利(抵当権など)の変動

このように、登記は大切な情報が一般に公開されることにより、不動産の状況が誰でも把握できるようにし、取引の安全を図る役割を担っています。

不動産登記簿とは
現在コンピューター化されている登記ですが、以前、登記は紙に記載され、簿冊(バインダー)で管理されていたため、「登記簿」と呼ばれていました。

コンピューター化される前は、この簿冊を閲覧したり、登記簿謄本または抄本(一部)を取得していました。しかし、現在では、登記簿の閲覧に代わって「要約書」、登記簿謄本や抄本に代わって「登記事項証明書」の交付を受けることになっています。
※謄本や抄本という言葉は慣例などにより使用される場合もあります。

1)登記事項証明書
コンピューター化されたため、費用を支払うことにより、誰でも最寄りの法務局で取得することができます。
従前の不動産登記簿は、その不動産を管轄する法務局、地方法務局またはこれらの支局や出張所に備付けられていたため、その不動産を管轄している法務局まで行って(または郵送で)取得する必要がありました。

2)閉鎖登記簿
登記簿は、土地や建物の滅失、合筆、コンピューター化に伴う場合などの理由により閉鎖されますが、これを閉鎖登記簿と言います。
閉鎖登記簿謄本(コンピューター化前のもの)は現在でも対象不動産の管轄法務局において直接取得、または郵送で取得する必要があります。

登記記録とは
登記された内容が記録されているデータをいい、一筆の土地、一個の建物ごとに一つの登記記録が作成されます。
現在ではコンピューターにより管理されており、これを「登記記録」と言います。

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【コラム執筆者】
IS司法書士法人/IS行政書士事務所
司法書士, 行政書士 脇田 直之