住宅ローンにおける固定金利型とは?変動金利型とは?(メリットとデメリット)

掲載日 : 2015年1月19日

住宅ローンを組む上での悩みの一つである、固定金利か、変動金利か 。
どちらを選ぶべきなのでしょうか?
その前にそれぞれの特長をご説明いたします。

固定金利型
契約時にあらかじめ決められた金利が借入全期間にわたって適用されます。ただし、(契約時の)変動金利型を選択するよりも高い金利が設定されます。

変動金利型
短期プライムレートなど市中金利に連動して金利が変動します。金利の見直し時期は、毎年4月1日と10月1日の年2回で、そのときの短期プライムレートをもとに、7月と翌年1月の返済分から適用されます。
ただし、その金利変動分の調整は、毎月の返済額の中で調整されるため、実際には5年間は返済額は変わりません。
また、5年毎に返済額の見直しが行われますが、仮に大きく金利が上がっても、25%以上返済額が上がることは仕組みになっています。
なお、借入期間途中で変動金利型から固定金利型へ変更することは認められません。

固定金利選択型
一定期間は固定金利となり、その期間が過ぎると変動金利となります。銀行によっては、固定金利の期間が過ぎれば、再度固定金利か変動金利を選択できる商品もあります。

それぞれのメリット・デメリット

  メリット デメリット
固定金利型 借入時に金利が確定しているので、返済計画が立てやすい
低金利時では金利上昇リスクを回避できる(将来の安心を確保)
金利を長期間固定化するため、金利が比較的高い
高金利時に借りると高金利の負担をし続ける
変動金利型 今後の金利下降局面が見込まれる場合は有利 毎月の返済額が確定せず、返済計画が立てられない
今後の金利上昇局面が見込まれる場合は不利
固定金利選択型 変動金利型と固定金利型のそれぞれの利点をミックス 固定期間終了時には、そのときの金利が適用されるため、返済額に大きな変動を伴うリスクも

一般的に住宅ローンの金利選びでは「低金利の時は固定金利型で、高金利のときは変動金利型」と言われています。
現在低金利状態が続いており、あと数年は金利が上がらないだろうと予測されていますが、このまま10年も20年も低金利が続くとは考えにくいと思われます。
しかし、現在のゼロ金利時代、変動金利型を選択している方が多く見受けられます。
ある大手銀行の変動金利でも0.7%台という低金利が魅力的であることはうなずけるのですが、仮に10年後、大きく金利が上昇した場合を想定してみてください。
月額返済額が今より3万円上昇してしまった場合でも、無理なく返済できているでしょうか?

私見にもなりますが、現在では、やはり基本は固定金利ベースで考えるべきだと考えます。また、変動金利を選択したとしても、金利上昇リスクを十分に念頭に置きながら、繰り上げ返済計画も同時に立てておくべきでしょう。

いずれにしても、将来のライフスタイルを十分にシミュレーションしたうえで、慎重に検討すべきだと思います。

【コラム執筆者】
MAX綜合会計事務所
税理士 山崎 景一