土地の境界明示とは?明示方法・費用・期間

掲載日 : 2014年5月20日

境界明示とは
隣の土地との境界線をはっきりさせることを境界明示といいます。

境界のうち公法上の境界を特に「筆界」といい、通常は筆界で囲まれた区画について1筆ごとに地番が付されています。
※以下の公図参照

公図

公図とは地図に準ずる図面の事をいい、隣接関係だけを表していると理解した方がいいでしょう。
現地を実測すると登記簿の面積と実際の面積に差異が生じる場合もあるため、土地の売買にあたっては、土地の境界を確定し地積更正登記をしておくことが重要でしょう。

境界の明示にあたっては、隣接地の所有者の立会いを求め、土地家屋調査士等の専門家により測量等を行い筆界確認書の取り交わしをしておく方が後日の紛争を避けることができるでしょう。

官民境界明示とは
境界明示を行う場合、対象となる土地が接面するすべての隣接地との境界を明らかにする必要があります。
隣接地は民有地ばかりではありません。
隣接地のうち所有者が国や地方公共団体等の場合における境界明示を、官民境界明示といいます。この場合、国や市町村が所有する道路、里道、水路等との境界を明らかにすることが大半でしょう。
なお、民有地のみの境界明示を民民境界明示といいます。

(土地)境界確認書とは
隣接所有者との間で土地の境界を確認し、隣接所有者双方がその境界線について異議なく境界を確認したことを記載した書面です。

筆界確認書、土地境界確定書ともいわれます。

境界確定の費用
依頼者が全額を負担することになります。

境界確定の期間
官民境界明示のうち市道であれば、2か月程度。都道府県道、国道は長い期間を要する場合があります。
民民の場合、隣接地所有者との関係にもよります。
通常、隣接地所有者との立会や、筆界確認書の取り交わし等がスムーズに終わった場合は境界確定期間は官民境界明示も含めて、2か月~3か月程度ですが隣接地所有者と筆界に関する認識に違いがあった場合等は1年以上長引く場合や最悪の場合は確定に至らない場合もあります。

【コラム執筆者】
フェイスフル登記測量
土地家屋調査士 仲田 隆司