公図の見方|地番+地番(1つの枠の中に複数の地番がある場合)

掲載日 : 2014年5月12日

筆界未定地
法務局にある公図では、通常一つの枠の中に一つの地番しかありません。
しかし、たまに一つの枠の中に複数の地番が存在する場合があります。

例えば、以下の図面のように、「地番(499-1)+地番(499-2)」と表示されているような場合をいいますが、これは境界未画定の状況であることを意味します。
法務局においても、一つの枠の中に複数の地番が存在することはわかっていますが、各々の地番の形状や位置関係などは不明です。

地番+地番、1つの枠の中に複数地番がある公図

※今回の例では一つの枠の中に2つの地番が存在していますが、多数地番が記載されている場合もあります。

筆界未定地の解決策
上記の例では、地番499-1と地番499-2は別々の人が所有しています。
もし、地番499-1の所有者がこの土地を売却したいような場合、499-2の所有者と筆界の確認の立会を行い、筆界を確定する必要があります。
また、499-2だけでなく他の隣接地所有者とも筆界の確認立会を行い周囲全ての筆界を確定し、境界点にコンクリート杭や境界プレート等の境界標識を埋設し境界がどこなのか現地ではっきりと分かるようにした方が良いでしょう。

通常、筆界確認の立会後は筆界確認書という書類を隣接する両所有者で2通作成し、お互いに実印を押すなどして取り交わしますが、そのままですと筆界確認書を紛失した時に筆界を証明するものが無くなってしまいます。
そうならない為にも筆界確認書取得後は速やかに地積更正登記を行い、法務局に地積測量図を備える方が安心です。

土地の謄本
分筆や地積更正といった表題部の変更が一度もないことがわかります(※)。
このような土地は公簿と実測との間に差異が生じている可能性が高いでしょう。
※地目変更を除く

土地の謄本

【コラム執筆者】
フェイスフル登記測量
土地家屋調査士 仲田 隆司