準確定申告の書き方と付表

掲載日 : 2014年4月28日

相続人が2人以上いる場合
相続人が2人以上いる場合においては、原則としてすべての相続人が連署して1通の準確定申告書を提出する必要があります。
また、準確定申告書には付表を添付する必要がありますが、この付表に各相続人の連署がない場合、各相続人が独自で準確定申告書を提出しなければなりません。

※他の相続人の氏名を付記して各相続人が別々に準確定申告をすることもできますが、他の相続人に申告書に記載した内容を直ちに通知しなければなりません。

相続放棄した人がいる場合
相続人のうち、相続を放棄した人がいる場合、その人は相続に関して初めから相続人にならなかったものとみなされるため、準確定申告書を提出する必要がありません。
※付表などに連署する必要はありません。

準確定申告書の書き方
準確定申告の申告用紙は税務署で入手できるほか、最近は国税庁のHPなどからも入手することができます。

1)確定申告書(第一表)
被相続人(亡くなった人)の所得や所得控除を記入し、税額を計算します。
申告書の上部、「確定申告書」の前に「準」の文字を補い、「準確定申告書」とします。
氏名欄の氏名の先頭に「被相続人」と記入します。

準確定申告の書き方

所得の種類によっては確定申告書「A」様式、確定申告書「B」様式を使用します。
A:所得が給与所得、雑所得、配当所得、一時所得のみ
B:すべての所得で使うことができる
分離課税の所得がある場合、第三表や内容に応じた計算明細書も必要になります。

2) 付表
準確定申告の付表の作成にあたっては、以下の点に留意しましょう。
なお、相続人が1人の場合には、付表の提出を省略して差し支えありません。

準確定申告の付表の書き方
  • 「5 相続人等に関する事項」
    (2)氏名
    一緒に申告するか否かにかかわらず、すべての相続人(放棄した人を除く)について記載します。この付表で申告する相続人は、氏名欄に「署名」・押印します。一緒に申告しない相続人については、その人の住所の頭部に「申告せず」と表示するとともに、氏名を〇で囲んでください。
  • 「(7)相続財産の価額」
    各人が相続により取得する積極財産(プラスの財産)の相続時の時価を記載します。相続財産が未分割の場合は、積極財産の総額に各人の相続分を乗じて求めた金額をそれぞれ記載します。
  • 「6 納める税金等」
    黒字(納付)のとき 100円未満切捨
    赤字(還付)のとき 1円未満の端数切捨
    相続人が受領すべき還付金を別の人に委任する場合には、別途「還付金の受領に関する委任状」の提出が必要となります。

詳しくは国税庁HP
死亡した人の準確定申告をする場合

3) 申告にあたって用意するもの
①被相続人(亡くなった人)の源泉徴収票、
 自営業の場合は決算書
② 生命保険や地震保険の領収書
③ 医療費の領収書
④ 印鑑
など

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相続における手続き~所得税の準確定申告とは

【コラム執筆者】
税理士法人グローバルマネジメント
税理士 成田 佳大