遺産分割の方法③換価分割とは

掲載日 : 2014年4月21日

遺産分割には、現物分割、代償分割、換価分割という3つの方法があります。

換価分割とは
不動産を売却して現金で分割する方法を「換価分割」といいます。

換価分割のメリット
いずれの相続人も不動産の取得を希望しない場合や、相続税納税資金を捻出する場合になどに利用される方法です。
売却した金銭で分割するため、相続人間で公平に分けることができます。

換価分割のデメリット
1)税金がかかる
換価分割する場合、相続税の他、譲渡所得税の対象となります。

2)処分費用がかかる
売却にあたっては、売却時期、売却価格、仲介手数料などの費用負担などについて、相続人全員の合意が必要となり、手間を要します。

3)希望通りの売却ができない可能性
他人に貸している土地や先祖代々の田畑、自宅などは簡単に売却することができない場合もあります。
また、売却できたとしても、自分たちの希望した価格で売却できない場合もあります。

換価分割の手続きとポイント
実際上、いったん相続登記を行った上で売却することになります。
この場合、相続人の代表者の1名のみで登記を行い、他の相続人に代金を分配することも可能です。また、一旦全員の共有登記にして売却代金の配分比率を共有持分比率として登記をしておくことも可能でしょう。

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【コラム執筆者】
佐々木・魚谷法律事務所
弁護士 魚谷 和世