公正証書遺言とは②のメリットとは?デメリットとは?│司法書士 脇田直之

掲載日 : 2017年7月17日

公正証書遺言と自筆証書遺言を比較して、メリットとデメリットを確認してみましょう。

  公正証書遺言 自筆証書遺言
作成方法 公証役場で作成
(公証人の出張も可能)
本人が自筆で全文を書く
手続き 手順を踏む必要
(公証人の作成・証人が必要)
簡単
(気軽に自分で作成・書き直しが可能)
費用 かかる かからない
秘密 守られない 守られる
保管 安全 不十分
相続時の検認 不要 必要
有効性 無効の心配がない 無効になる率が高い

メリット
①紛失・偽造・消失などへの対応が可能
公正証書遺言は、原本が公証人役場で保管される他、遺言書検索システムが日本公証人連合会の本部でデータ管理されています。
このため、作成した公正証書遺言を紛失した場合はもちろんですが、遺言書を変造や偽造されるなどの心配はありません。
なお、遺言書を紛失した場合、再交付を受けることも可能です。

②遺言内容が無効となることはない
法律に詳しい公証人による作成によるものであり、不備がなく、遺言書の内容が無効となることはありません。

③相続時の手続きがスムーズ
相続時、遺言書について家庭裁判所における検認の手続きが不要です。
このため、遺言執行がスムーズに行えます。

デメリット
①手間がかかる
作成にあたり、ある程度の時間や手間がかかります。また、証人が2人必要となります。

②費用がかかる
ある程度の費用がかかるため、気軽に書き直すことができません。
作成手数料は、遺言により相続・遺贈する財産の価額により異なります。

③秘密にできない
公証人や証人が遺言の内容を知ることができます。

【関連コラム】
公正証書遺言とは①作成のポイントとながれ

【コラム執筆者】
IS司法書士法人/IS行政書士事務所
司法書士, 行政書士 脇田 直之