境界標とは?種類と見方|土地家屋調査士 梅田幸秀

掲載日 : 2017年4月25日

境界標とは
土地と土地との境界を表示するための目印のことであります。
境界標には以下のようなものがあり、土地所有者と隣地所有者とが立会を行い設置することになっています。

境界標の種類と見方
①コンクリート杭・金属プレート
コンクリート杭や金属プレートは、十字のものや-字のもの、そして矢印のものがあります。
十字のものは十字の真ん中の点が境界ということになります。

十字の境界標

-字のものは境界の方向を示すもので、境界点を示すものではありません。

一字の境界標

矢印のものは矢印の先が境界点ということになります。コンクリート杭は、斜め矢印だと矢印の先の杭の角、縦矢印だと矢印の先の杭面が境界ということになります。

コンクリート杭の境界標

コンクリート杭は穴を掘り、杭をグリ石などで固定し、コンクリートで固めます。金属プレートはボンドで貼るもの、アンカー留めるもの、埋め込みタイプのものがあります。

②金属鋲
丸い円盤のような形をしたものと、釘のような形をしたものがあります。いずれも境界の位置はその中心であり、点の印が付いていたり、プラス表示になっています。

金属鋲の境界標

③その他
その他に、プラスチック杭や刻み、ペンキなどが境界標として使われております。

プラスチック杭の境界標

最後に
近年、境界標の設置が重要視されております。境界標は、現地で境界を明確にする大切な物です。

道路工事や地震によって破損したり、長い時間の経過により紛失したりすることがあります。また、隣接の方が、境界標を取ったり、破損させたり、違う場所へ動かしたりして、トラブルになるケースも増えてきております。

図面と境界標とが合致してはじめて土地が守られるのです。境界標が見当たらない場合は、一度土地家屋調査士に相談下さい。

【コラム執筆者】
梅田測量事務所
土地家屋調査士 梅田 幸秀