市街化区域とは?市街化調整区域とは?|不動産鑑定士 伊東玉喜

掲載日 : 2017年4月7日

市区町村といった行政自治体は、効率的な街づくりを計画しています。

好きな場所を無秩序に開発していくと、まとまりのない街になりますし、皆さんが生活していく上で不便になるからです。
このため、①積極的に住居の誘導をしたい、交通網の強化に力を入れたいという計画をするエリア、一方で②自然豊かな環境を残して街づくりの対象とはしたくないエリア、といったように区分して街づくりを行っているのです。
①のエリアを市街化区域、②のエリアを市街化調整区域と言います。

市街化区域とは
すでに市街地を形成している区域およびおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいいます(都市計画法7条2項)。
市街化区域は、積極的に市街化を図るべき地域であるため、用途地域によって土地の利用や都市施設(道路・公園・学校など)といった都市計画が定められます。

例えば、多くの人が住んでいる街、多くの店舗や事務所が建ち並んでいる街のことです。

市街化調整区域とは
市街化を抑制すべき区域をいいます(同法7条3項)。
開発行為や建物等の建築にあたっては、厳しい規制がかかります。

例えば、農家集落や農地が多く見られるような区域のことです。
自治体などによる下水道整備といった都市基盤の整備もされないことが原則となっており、整備される場合でもあまり積極的なものではありません。

【コラム執筆者】
株式会社クラヴィス鑑定事務所
不動産鑑定士 伊東 玉喜