建築基準法第42条1項3号道路とは?既存道路

掲載日 : 2013年3月21日

基準日において(※)、現に存在する道路で、幅員4m以上の既存道路をいいます。

法律上、公道・私道の別は問われません。

ただし、公道で幅員4m以上ある道路は1項1号道路に該当するため、1項3号道路は私道または公道に付帯する私道部分を規定するものと言えるでしょう。

※1項3号道路の基準となる日

法の適用には、都市計画区域または準都市計画区域内であることが必要となります。

このため、法の施行日(昭和25年11月23日)以前に都市計画区域の指定を受けていた地域は法の施行日が基準日となります。

それ以外の地域は、その地域が都市計画区域または準都市計画区域の指定を受けた日となります。

建築基準法42条1項3号道路

1項3号道路(既存道路)|写真の道路部分はすべて私道

1項3号道路となるための要件

  • 従来から道として機能していた
  • 基準日に幅員が4m以上確保され、境界が明確となっている
  • 一般交通の用に供されていた

なお、1項3号道路とみなされた道路は私道であっても、一般交通の用に供される義務があり、勝手に廃止・変更することが制限されます。

また、敷地が他人所有の私道である1項3号道路のみに接している場合、建築や上下水道の引き込みの際に道路所有者の同意、承諾が必要で、掘削承諾料などを請求されることもあります。

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【コラム執筆者】
坂口建築計画
一級建築士 坂口晃一