境界確定のメリット

掲載日 : 2013年3月20日

筆界確定の必要性
通常、隣接地との境はブロック塀などで区画されているため、問題なく過ごしているように見えますし、自分の土地と隣接地との筆界がどこにあるのか明確に把握している人も少ないのが現状でしょう。
また、従前からの境界が不明であるものの、隣接地の所有者との合意であいまいなまま使用している場合もあります。

しかし、隣接地の所有者と一度揉めると、筆界紛争に発展するケースが多々見られます。この場合、世代を超えて長期的に争っているケースもありますし、たとえ裁判で勝っても後味が悪くなります。

隣接地との筆界がどこにあるか不明なまま建物を建てたりすると、後々問題に発展する可能性があるため、土地の購入にあたっては筆界がはっきりしているか確認しておく必要があるでしょう。

また、筆界をはっきりさせる事は売主責任などと言われているように土地を売却する際には隣接地との筆界を明確にしておく必要があります。
筆界確定には日数もかかり、相続の納税や債務返済など急いで土地を売却する必要がある場合には契約に間に合わないことも想定されるため、事前に準備しておく事をお勧めいたします。

筆界確定のメリット

  • 登記上の面積と筆界確定した面積が異なる場合、確定した面積をもって登記上の面積を更正することができる(地積更正登記)。
    地積更正済みの土地は買主にとっても安心感があり売却価格が上がる傾向があります。
  • 計画通り、分筆登記などをスムーズに行うことができる。
    たとえば分譲住宅の開発などを行う場合、一筆の土地を数筆に分ける分筆登記を行いますが、分筆登記には一筆の土地の筆界が全て確定していなくてはなりません。
    その為、筆界が確定済みの土地は分筆登記の手続きが早くスムーズに行える為、デベロッパーの中には確定済みの土地を好んで購入する業者も少なくありません。

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【コラム執筆者】
フェイスフル登記測量
土地家屋調査士 仲田 隆司