敷地の境界とは?所有権界と筆界

掲載日 : 2013年3月19日

境界とは
一般的に境界といえば隣地との土地の境のことを言いますが、実は境界には2つの種類が存在します。

  • 所有権界
    これは所有権の及ぶ範囲を現した境界です。
    具体的に示すと、『この土地はおじいちゃんの代からずっとブロック塀の外側まで自分の土地として使用していた。』などの場合、所有権界はブロック塀の外側と言う事になります。
    また、所有権界は所有権の及ぶ範囲の境界ですから、隣地所有者同士で利用上便利になるように当事者同士の合意により自由に変更する事も可能です。
  • 筆界(公法上の境界)
    これは登記される一筆の土地が生じた時に定められる境界で、所有者の意思で移動や変更ができない境界です。
    上の例で例えると、たとえ土地所有者が所有権界をブロック塀の外側と認識していても筆界はブロック塀の内側であるかもしれませんし、もっと外側であるかもしれません。
    法務局に備え付けられている地積測量図は、この筆界を表した図面であり、我々土地家屋調査士はこの2つの境界のうち筆界を明らかにして登記するプロフェッショナルです。
    では、筆界はどうして明らかにするのでしょうか?
    古い耕地整理の図面や、区画整理の図面、分筆申告図、既登記の地積測量図などを総合的に調査し筆界を探り出していきます。

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【コラム執筆者】
フェイスフル登記測量
土地家屋調査士 仲田 隆司