特定行政庁とは?建築主事とは?

掲載日 : 2013年3月18日

特定行政庁
建物を建築するにあたって、原則として「建築確認申請」を行い、建築主事の確認を受ける必要があります。
この建築主事を置く地方公共団体の長のことです。
具体的には、建築主事を置く市区町村では市区町村長、建築主事を置かない市区町村では都道府県知事を指します。

人口25万人以上
の政令指定市
設置義務
(建築基準法4条1項)

当該市区町村長
その他の市町村 設置は任意
(建築基準法4条2項)
建築主事を設置→当該市区町村長
建築主事を設置しない→都道府県知事

特定行政庁は以下のような権限を有しています。

  • 建築の確認申請
    建築主からの建築確認申請に基づき、建築確認を行い、検査済証を発行
  • 違反建築物に対する是正命令
    建築基準法に基づく行政行為
  • 建築基準法48条各項ただし書の許可
    用途地域内で建築することができない用途の建築物を建築しようとする場合、ただし書許可が必要

なお、特定行政庁にはすべての事務権限を持つ「一般特定行政庁」と、一部の事務権限を持つ「限定特定行政庁」があります。限定特定行政庁は限定的な権限を有していますが、その他の権限は都道府県(一般特定行政庁)によっています。

建築主事
建築基準法上の建築確認、完了検査などといった建築に関する事務を司る人で、都道府県または市町村の職員です。
国土交通大臣が行う建築主事の資格試験に合格した者の中から、都道府県知事または市町村長により任命される建築技術や建築法規に関する専門家です。

【コラム執筆者】
えぬぷらす一級建築士事務所
一級建築士 村上千賀子