道路と建築制限の関係について

掲載日 : 2013年2月22日

みなさんが建物を建てるための敷地を探す際、場所や方位、隣地の様子、建てる建物を規制する用途地域などを調べ、そして最も重要な広さと値段についていろいろと検討されるでしょう。
しかしその時、敷地の前にある道路の事はそんなには気にされないのではないでしょうか。
せいぜい交通量が多いか少ないか、車庫入れしやすい幅はあるかぐらいでしょう。
しかし、この道路の種類や幅によってはその敷地に建てる建物に制限がかかり、ひいてはその土地の不動産的価値(価格)にも大きく影響するのです。

簡単に見て分かる違いと言えば、幅が広いか狭いか、歩道や側溝の有無ぐらいですが、実は法律上では道路はとても多くの種類に分かれています。
そして土地を購入したというのに道路の種類によっては最悪の場合、そのままでは一切建物が建てられないという事態もあります。
そこまでではないにしても例えば、考えていた面積や高さの建物が建てられなかったり、敷地の一部を道路として提供しないといけなかったり(つまり敷地が小さくなる)、建物の構造を制限されたり(鉄筋コンクリート造は×、地下階は×など)、将来その敷地が大きな道路の建設用地になって立ち退きしなければいけない、といった事が起こります。
既に建物が建っている場合でも、道路によっては自由な増改築ができない場合もあります。

このように、土地を検討する際には道路についても事前に十分調査することが必要です。

【関連コラム】
建築基準法上の道路とは(法第42条)

【コラム執筆者】
坂口建築計画
一級建築士 坂口晃一