家づくりの依頼先について(設計事務所に依頼した場合のメリット)

掲載日 : 2013年1月21日

家を建てる時、まずどこに相談しますか。
一般的には「ハウスメーカー」・「工務店や大工」・「設計事務所」の3つが考えられますが(建売住宅という選択肢もありますが、「建てる」というより「買う」なので除きます。)、あなたが住まいに対する想いやこだわりを目一杯実現した家を望むのなら、設計事務所に依頼し、設計段階から設計者と共につくり込んでいくべきだと思います。

確かに、大手ハウスメーカーのブランドを重視する方や、すぐに入居したい方には比較的短期間に完成させることができますからハウスメーカーが向いています。
しかし、間取り等に制約が多く、材料も限られたものからしか選べず、工事費も割高です。
また、地元の工務店の方が気楽に相談できるし、メンテナンスもすぐに対応してくれそうだ、という方もいらっしゃるでしょう。
ただし、工務店や大工は設計を軽視していることも多く、図面の不備や工事費のトラブルになることもあります。

メリット①細部へのこだわりが可能


設計事務所に依頼すれば、細かい部分まで打合せして詳細図面まで作成し、満足度の高い家が実現できます。
何度も打合せを重ねますからその分、時間はかかってしまいますが、何十年と住み続けるのですから数ヶ月の時間は設計にかけても良いと思います。

メリット②適正な工事費


設計事務所に頼むと設計料というものが余計にかかると思われるでしょう。
しかし、ハウスメーカーでも工務店でも見積書に表れていないだけで、工事費の中に設計料は必ず含まれています。
また、設計事務所なら様々な工夫でローコストな住宅をつくることも可能ですし、工事費が適正かどうか施主の立場で見積書をチェックしますので、トータルで見れば設計料以上の利益があります。
ハウスメーカーや工務店に依頼した場合、工事費が高いのか安いのかはあなたが判断しなければなりません。

メリット③施主の立場での工事監理


そしてもう一つ、設計事務所と契約する大きなメリットとして、施主の代わりに工事監理をしてくれることです。
ハウスメーカーや工務店に全てをお任せした場合、工事が設計通り正しく行われているか確認、検査するのは施工者自身になります。
極端な話、手抜き工事や見えない部分の材料を勝手に変更されても、専門家でないあなたには見抜けないのです。
その点、設計事務所はあなたの立場で工事監理し、勝手な工事は許しません。
つまり、工事費だけでなく工事品質に関しても適正にできるという利点があるのです。

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【コラム執筆者】
坂口建築計画
一級建築士 坂口晃一