団体信用生命保険とは(1)加入条件・加入時の告知

掲載日 : 2012年12月6日

団体信用生命保険とは、住宅ローンを借り入れた者が住宅ローン返済中に死亡または高度障害となった場合に、その時点における住宅ローン残高に応じた保険金が、本人に代わって、生命保険会社から金融機関に対して支払われることにより、住宅ローンの残債務が完済される制度のことです。
※略して団信と言われることもあります。

ただし、一定期間内の自殺や健康状態についての告知で虚偽、事実と異なる告知を行った場合等いくつかの事例にあたる場合には、死亡または高度障害の保険金が支払われない可能性があります。また、加入時の健康状態によっては加入することができないこともあります。

加入条件

【年齢】
フラット35の団体信用生命保険か民間の生命保険会社か、特約をつけるか否かによって多少条件は異なりますが、概ね「申込年齢」については70歳未満で「保険加入期間」は80歳の誕生日までとされています。

【加入資格】
以下の健康状態を告知するだけで加入をすることができます。

  • 3か月以内の医師の治療や投薬の有無
  • 過去3年以内の手術や2週間以上にわたる石の治療や投薬の有無
  • 手足の欠損、機能障害、背骨、視力、聴力、言語、そしゃく機能障害の有無

※告知内容によっては加入できない場合もあります。

団体信用生命保険への加入は必要か

銀行など、民間の金融機関の住宅ローンでは団体信用生命保険の加入資格があることが貸付条件となっているため、民間の金融機関で住宅ローンを組む場合には、団体生命保険へ加入する必要があります。
ただし、フラット35など公的金融機関が扱っているものは、団体信用生命保険の加入について任意となっているものも存在するため、公的金融機関を利用する場合には、必ずしも団体信用生命保険に加入する必要はありません。

団体信用生命保険への加入否決と住宅ローン融資の関係性

例え住宅ローンの事前審査で承認をもらっていたとしても、加入条件などが原因で団体信用生命保険に加入できない場合、民間の金融機関で住宅ローンを組んでいる場合には融資を受けることが出来ません。
このような場合には住宅金融支援機構などを利用すれば融資が可能となりますが、どうしても民間の金融機関を利用されたいこともあるでしょう。
「現在病気を療養中」、「以前大きな病気をしたことがある」といった告知を行った場合、生命保険会社の審査により加入できない可能性もあるため、このような症状に心当たりがある場合には、民間の金融機関での住宅ローン本申し込み前に、団体信用生命保険に加入できるか否かを調べておくといいでしょう。

免責事項・仕組みなどについては→団体信用生命保険とは(2)仕組み・免責事項など

【コラム執筆者】
アクアス司法書士・行政書士総合事務所
司法書士 和田努

事務所HP :
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